About
Educators’ Summit for SDG4.7について
「学びの未来地図〜1974年勧告からの新しい道筋〜」
Educators’ Summit for SDG4.7は、SDGsに向かう志を育む場として、2017年から開催しています。
今回のテーマは、「学びの未来地図〜1974年勧告からの新しい道筋〜」です。
テクノロジーが飛躍的に成長を遂げ、探究的な学びなどこれまでの学びの形式から多様な学びへの変革が進もうとしています。同時に、終わらない紛争や国内外の格差、気候変動、そしてコロナ禍といったポジティブな変化だけではない社会や地球社会の課題も顕在化してきました。
変わり続ける社会の中で、教育は世界をより良くするための最も重要なものの一つと位置付けられてきました。今私たちが日常的に触れているSDGs、インクルージョンやウェルビーイングという言葉の原点には、1974年に採択された国際理解教育(国際理解、国際協力及び国際平和のための教育並びに人権及び基本的自由についての教育)に関する勧告(通称「1974年勧告」)があります。
その国際理解教育の方針が1974年以来50年ぶりに改定されました。
今回の改定に向けてどのようなことが話され、これからの私たちにどのような影響が出るのか。
これからの社会を生きる人たちには、どのような学びが求められるのか、何が必要で、どのような機会が大切にされていくのか。
そして、私たちは「教育」というキーワードを通して、どのような未来、社会をつくっていきたいのか。
今回のEducators’ Summit for SDG 4.7では、学びの変革の推進に携わるゲストの方と共に、学びの原点を再確認しつつ、これからの教育の目指すものについてダイアログを深めていきたいと思っています。
SDG4.7が掲げているのは「平和と持続可能性のビジョンに基づいた、態度、行動変容を目指す教育の普及」です。多くの教育関係者の方々が、ESD(持続可能な開発のための教育)、環境教育、開発教育、平和教育、国際理解教育、人権教育、グローバル・シチズンシップ教育、グローバル教育等、様々な教育を通して、その普及に取り組まれてきました。
主催団体であるGiFTも設立11年目を迎えました。グローバル・シチズンシップ育成、SDG4.7の実践と普及を重ねてきたGiFTの10年もケースとして共有させていただきます。
この改定は、学校教育を含む教育につながるすべてのみなさんに関わる内容です。
この教育の軸になる視点や考え方、キーワードをもとに、これからの教育はどのような方向性で、何を大切にしていけばいいのか。それぞれの実践してきたことと繋げながら、これまでの実践を続けていく意義や、新たなチャレンジができるならどんなことができるか。一緒に考え、未来を共創していただけたら幸いです。


「持続可能な開発目標(SDGs)」とは?
2015年9月に、ニューヨーク国連本部にて、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択され、2030年までに持続可能な社会を実現するための指針として、17の目標(ゴール)が持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)として設定されました。
“Educators’ Summit for SDG4.7” supports SDGs.

SDG4.7とは?
SDGsの中のゴール4『質の高い教育をみんなに』の項目7であるSDG4.7では、2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにすることを目指しています。
Message
開催挨拶
Program
当日のタイムスケジュール
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13:40
開場 受付開始
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14:00-14:20
開会挨拶・アイスブレーク・主旨説明
一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事 辰野 まどかプロフィール辰野 まどか
一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事17歳の海外体験をきっかけにグローバル教育に目覚める。大学時代に世界100都市以上を訪れ、様々なプログラムを通して、自らを実験台に、グローバル・シチズンシップを育成するグローバル教育を体験する。コーチング専門会社勤務後、米国大学院留学し、異文化サービス・リーダーシップ・マネジメント修士号取得。その後、米国教育NPOにおいてグローバル教育コーディネーター、内閣府主催「世界青年の船」事業コース・ディスカッション主任等を通して、世界各地で多国籍チームとグローバル教育を実践。 2012年末に(一社)GiFTを設立し、多様性の中から新たな価値を創りだすグローバルシチズンシップ育成推進のための活動を開始。 現在は「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース事前事後研修やアジア7カ国を舞台にした海外研修等、中学・高校・大学・企業を対象としたグローバル・シチズンシップ育成に関するプロデユース、研修、講演等を行っている。 2016年より東洋大学食環境科学研究科客員教授
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14:20-14:30
聖心グローバルプラザからのメッセージ
聖心女子大学 現代教養学部 教育学科 教授 (グローバル共生研究所副所長) 永田 佳之 氏
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14:50-15:30
1974年勧告の改定の流れにみる変容的教育の未来
事例発表①
変容的教育につながる取り組みを行なっている教育の場からの事例共有
・JICAによる開発教育・国際理解教育支援事業とは JICA 広報部 地球ひろば推進課 課長 畔上 智洋 氏
・ユネスコスクール実践事例 横浜市立東高等学校教諭 平澤 香織 氏
講評: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール
Dr. Faryal Khan氏
ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト
カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。
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15:30-15:40
休憩
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15:40-16:00
1974年勧告の改定の流れにみる変容的教育の未来
事例発表②
変容的教育につながる取り組みを行なっている教育の場からの事例共有
・大学との共創実践型留学 『Diversity Voyage』における変容的教育の実践例 GiFT代表理事 辰野 まどかプロフィール
辰野 まどか
一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事17歳の海外体験をきっかけにグローバル教育に目覚める。大学時代に世界100都市以上を訪れ、様々なプログラムを通して、自らを実験台に、グローバル・シチズンシップを育成するグローバル教育を体験する。コーチング専門会社勤務後、米国大学院留学し、異文化サービス・リーダーシップ・マネジメント修士号取得。その後、米国教育NPOにおいてグローバル教育コーディネーター、内閣府主催「世界青年の船」事業コース・ディスカッション主任等を通して、世界各地で多国籍チームとグローバル教育を実践。 2012年末に(一社)GiFTを設立し、多様性の中から新たな価値を創りだすグローバルシチズンシップ育成推進のための活動を開始。 現在は「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース事前事後研修やアジア7カ国を舞台にした海外研修等、中学・高校・大学・企業を対象としたグローバル・シチズンシップ育成に関するプロデユース、研修、講演等を行っている。 2016年より東洋大学食環境科学研究科客員教授
講評: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール
Dr. Faryal Khan氏
ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト
カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。
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16:00-16:40
ダイアログ 『1974年勧告の改定と教育の未来への可能性』
1974年勧告の改定がもつ教育の未来への可能性について深めるダイアログセッション
特別ゲスト: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール
モデレーター: 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 理事、研究・調査統括 木村 大輔 プロフィール
Dr. Faryal Khan氏
ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト
カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。
モデレーター: GiFT理事、調査・研究統括 木村 大輔氏プロフィール
木村 大輔氏
GiFT理事、調査・研究統括
青森県弘前市出身。県立弘前高等学校、日本大学文理学部卒業。国立青少年教育振興機構、外資系金融機関勤務を経て、オックスフォード大学外交政策修士課程、オーストラリア国立大学公共政策大学院を修了。コンサルタント/研修講師として国際理解教育や開発教育、開発援助プロジェクト立案、海外市場調査、青森県庁にて観光/地域振興事業に従事。その他、内閣府青年国際交流事業やユネスコESD世界会議ユースコンファレンス等のファシリテーターを務める。 GiFTでは、グローバル・シチズンシップの育成に向けた場づくり、SDGsを学校教育に取り入れるための学習デザイン、カリキュラムマネジメント、資質・能力評価や学校改革に関する研究、研修、発信を行っている。
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16:40-17:20
全体ふりかえり:GiFT to the Future & Co-Creation(これからの未来を創造し、つながるワーク)
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17:20-17:30
終わりに
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17:30–
閉会
Outline
開催概要
日時 | 2023年12月16日(土) 14:00〜17:30 |
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会場 |
聖心女子大学 4号館/聖心グローバルプラザ 3階 〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-2-24 東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分 |
参加費 |
無料(参加の事前登録をお願いします) |
主催 | 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル2F |
共催 | 聖心女子大学グローバル共生研究所 |
後援 |
独立行政法人国際協力機構(JICA) |
Registration
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