Educators' Summit for SDG4.7 2019

About

Educators’ Summit for SDG4.7について

「学びの未来地図〜1974年勧告からの新しい道筋〜」

Educators’ Summit for SDG4.7は、SDGsに向かう志を育む場として、2017年から開催しています。
今回のテーマは、「学びの未来地図〜1974年勧告からの新しい道筋〜」です。

テクノロジーが飛躍的に成長を遂げ、探究的な学びなどこれまでの学びの形式から多様な学びへの変革が進もうとしています。同時に、終わらない紛争や国内外の格差、気候変動、そしてコロナ禍といったポジティブな変化だけではない社会や地球社会の課題も顕在化してきました。

変わり続ける社会の中で、教育は世界をより良くするための最も重要なものの一つと位置付けられてきました。今私たちが日常的に触れているSDGs、インクルージョンやウェルビーイングという言葉の原点には、1974年に採択された国際理解教育(国際理解、国際協力及び国際平和のための教育並びに人権及び基本的自由についての教育)に関する勧告(通称「1974年勧告」)があります。

その国際理解教育の方針が1974年以来50年ぶりに改定されました。

今回の改定に向けてどのようなことが話され、これからの私たちにどのような影響が出るのか。
これからの社会を生きる人たちには、どのような学びが求められるのか、何が必要で、どのような機会が大切にされていくのか。
そして、私たちは「教育」というキーワードを通して、どのような未来、社会をつくっていきたいのか。

今回のEducators’ Summit for SDG 4.7では、学びの変革の推進に携わるゲストの方と共に、学びの原点を再確認しつつ、これからの教育の目指すものについてダイアログを深めていきたいと思っています。

SDG4.7が掲げているのは「平和と持続可能性のビジョンに基づいた、態度、行動変容を目指す教育の普及」です。多くの教育関係者の方々が、ESD(持続可能な開発のための教育)、環境教育、開発教育、平和教育、国際理解教育、人権教育、グローバル・シチズンシップ教育、グローバル教育等、様々な教育を通して、その普及に取り組まれてきました。

主催団体であるGiFTも設立11年目を迎えました。グローバル・シチズンシップ育成、SDG4.7の実践と普及を重ねてきたGiFT10年もケースとして共有させていただきます。

この改定は、学校教育を含む教育につながるすべてのみなさんに関わる内容です。
この教育の軸になる視点や考え方、キーワードをもとに、これからの教育はどのような方向性で、何を大切にしていけばいいのか。それぞれの実践してきたことと繋げながら、これまでの実践を続けていく意義や、新たなチャレンジができるならどんなことができるか。一緒に考え、未来を共創していただけたら幸いです。

参加申込

「持続可能な開発目標(SDGs)」とは?

2015年9月に、ニューヨーク国連本部にて、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が全会一致で採択され、2030年までに持続可能な社会を実現するための指針として、17の目標(ゴール)が持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)として設定されました。

“Educators’ Summit for SDG4.7” supports SDGs.

SDG4.7とは?

SDGsの中のゴール4『質の高い教育をみんなに』の項目7であるSDG4.7では、2030 年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにすることを目指しています。

Message

開催挨拶
辰野 まどか
 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事

およそ50年前の1974年に採択された「国際理解、国際協力及び国際平和のための教育並びに人権及び基本的自由についての教育に関する勧告」。その改定がこの11月の第18回ユネスコ総会で採択されました。

1974年の勧告以来約50年の間、各国の教育政策がグローバルな視点と国際連帯につながるよう、様々な教育の概念や政策の土台となっていました。

近年世界情勢が大きく変化したことによって、この勧告は50年ぶりに「平和と人権、国際理解、協力、基本的自由、グローバル・シチズンシップ、持続可能な開発のための教育に関する勧告」と改定されました。

「気候変動と環境の持続可能性」、「ジェンダー平等」、「メディアと情報のリテラシー」、「生涯学習」、「ノンフォーマル教育とインフォーマル教育」など、時代に即した視点が加えられ、今後の各国における教育の指針になりうる内容です。

この改定内容は、2017年からGiFTが開催しているEducators’ Summit for SDG4.7で焦点としているゴール4の「質の高い教育をみんなに」の中にあるターゲット7とも密接に繋がりがあるだけではなく、これからの平和と持続可能性を目指した教育の普及に向けて大きな指針になることを確信しました。そこで、今年度のサミットのテーマを「学びの未来地図〜1974年勧告からの新しい道筋〜」としました。

時代に即して改定されたばかりの「未来の教育の地図」。
その内容が気になりませんか?

今回のサミットは、ユネスコバンコク事務所のご協力をいただき、ユネスコアジア太平洋地域事務所のプログラムスペシャリストであるDr. Faryal Khan氏をお迎えし、その改定内容についてお話しいただきます。また、SDG4.7につながる教育を実践している方々から、これまでの取り組みやヒントを共有していただきます。

改定されたばかりの74勧告と共に、本サミットでの出会いや新たな学びを通して、平和と持続可能性を目指した教育のさらなる実現に向けて、その一歩をみなさまと一緒に踏み出せたら幸いです。

Program

当日のタイムスケジュール
    • 13:40

      開場 受付開始

    • 14:00-14:20

      開会挨拶・アイスブレーク・主旨説明

      一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事 辰野 まどかプロフィール

      辰野 まどか
      一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事 

      17歳の海外体験をきっかけにグローバル教育に目覚める。大学時代に世界100都市以上を訪れ、様々なプログラムを通して、自らを実験台に、グローバル・シチズンシップを育成するグローバル教育を体験する。コーチング専門会社勤務後、米国大学院留学し、異文化サービス・リーダーシップ・マネジメント修士号取得。その後、米国教育NPOにおいてグローバル教育コーディネーター、内閣府主催「世界青年の船」事業コース・ディスカッション主任等を通して、世界各地で多国籍チームとグローバル教育を実践。 2012年末に(一社)GiFTを設立し、多様性の中から新たな価値を創りだすグローバルシチズンシップ育成推進のための活動を開始。 現在は「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース事前事後研修やアジア7カ国を舞台にした海外研修等、中学・高校・大学・企業を対象としたグローバル・シチズンシップ育成に関するプロデユース、研修、講演等を行っている。 2016年より東洋大学食環境科学研究科客員教授

    • 14:20-14:30

      聖心グローバルプラザからのメッセージ

      聖心女子大学 現代教養学部 教育学科 教授 (グローバル共生研究所副所長) 永田 佳之 氏

  • 14:50-15:30

    1974年勧告の改定の流れにみる変容的教育の未来

    事例発表①
    変容的教育につながる取り組みを行なっている教育の場からの事例共有

    JICAによる開発教育・国際理解教育支援事業とは  JICA 広報部 地球ひろば推進課 課畔上 智洋 氏

    ユネスコスクール実践事例  横浜市立東高等澤 香織


    講評: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール

    Dr. Faryal Khan氏

    ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト 

    カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。

  • 15:30-15:40

    休憩

  • 15:40-16:00

    1974年勧告の改定の流れにみる変容的教育の未来

    事例発表②
    変容的教育につながる取り組みを行なっている教育の場からの事例共有

    大学との共創実践型留学 『Diversity Voyage』における変容的教育の実践例  GiFT代表理事 辰野 まどかプロフィール

    辰野 まどか
    一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 代表理事 

    17歳の海外体験をきっかけにグローバル教育に目覚める。大学時代に世界100都市以上を訪れ、様々なプログラムを通して、自らを実験台に、グローバル・シチズンシップを育成するグローバル教育を体験する。コーチング専門会社勤務後、米国大学院留学し、異文化サービス・リーダーシップ・マネジメント修士号取得。その後、米国教育NPOにおいてグローバル教育コーディネーター、内閣府主催「世界青年の船」事業コース・ディスカッション主任等を通して、世界各地で多国籍チームとグローバル教育を実践。 2012年末に(一社)GiFTを設立し、多様性の中から新たな価値を創りだすグローバルシチズンシップ育成推進のための活動を開始。 現在は「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース事前事後研修やアジア7カ国を舞台にした海外研修等、中学・高校・大学・企業を対象としたグローバル・シチズンシップ育成に関するプロデユース、研修、講演等を行っている。 2016年より東洋大学食環境科学研究科客員教授


    講評: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール

    Dr. Faryal Khan氏

    ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト 

    カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。

  • 16:00-16:40

    ダイアログ 『1974年勧告の改定と教育の未来への可能性』

    1974年勧告の改定がもつ教育の未来への可能性について深めるダイアログセッション

    特別ゲスト: ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト Dr. Faryal Khan氏プロフィール

    モデレーター: 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT) 理事、研究・調査統括 木村 大輔 プロフィール

    Dr. Faryal Khan氏

    ユネスコアジア太平洋地域事務所 プログラムスペシャリスト 

    カーン博士は、ユネスコバンコク事務所教育イノベージョンとスキル開発セクションにおいて、学びの未来の変革チームをリードしています。彼女の職務は、研究と未来予測、人工知能、グローバル・シチズンシップ教育、持続可能な開発のための教育など含まれています。ハーバード大学から教育行政、計画、および社会政策(専攻:国際教育)において博士号を取得(2005年)。パキスタンのラホール、パンジャブ大学(1989年)と、ハーバード大学大学院教育学部(1995年)より2つの修士を修了。

    モデレーター: GiFT理事、調査・研究統括 木村 大輔氏プロフィール

    木村 大輔氏

    GiFT理事、調査・研究統括 

    青森県弘前市出身。県立弘前高等学校、日本大学文理学部卒業。国立青少年教育振興機構、外資系金融機関勤務を経て、オックスフォード大学外交政策修士課程、オーストラリア国立大学公共政策大学院を修了。コンサルタント/研修講師として国際理解教育や開発教育、開発援助プロジェクト立案、海外市場調査、青森県庁にて観光/地域振興事業に従事。その他、内閣府青年国際交流事業やユネスコESD世界会議ユースコンファレンス等のファシリテーターを務める。
GiFTでは、グローバル・シチズンシップの育成に向けた場づくり、SDGsを学校教育に取り入れるための学習デザイン、カリキュラムマネジメント、資質・能力評価や学校改革に関する研究、研修、発信を行っている。

  • 16:40-17:20

    全体ふりかえり:GiFT to the Future & Co-Creation(これからの未来を創造し、つながるワーク)

  • 17:20-17:30

    終わりに

  • 17:30

    閉会

Outline

開催概要 
日時 2023年12月16日(土) 14:00〜17:30
会場

聖心女子大学 4号館/聖心グローバルプラザ 3階
ブリット記念ホール

〒150-8938 東京都渋谷区広尾4-2-24
聖心女子大学4号館/聖心グローバルプラザ

東京メトロ日比谷線広尾駅 4番出口から徒歩1分

参加費

無料(参加の事前登録をお願いします)

主催 一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)

〒141-0021 東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル2F
Tel: 03-4577-6767 Email: info@j-gift.org 

共催 聖心女子大学グローバル共生研究所
後援


本イベントは、UNESCOとのパートナーシップのもと、実施いたします。

独立行政法人国際協力機構(JICA)
日本国際理解教育学会
日本シティズンシップ教育学会(申請中)
日本ESD学会(申請中)

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お問い合わせ
(一社)グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)
Tel: 03-4577-6767 E-mail: info@j-gift.org
© Educators’ Summit for SDG 4.7