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実践女子大学×GiFTによる渋谷グローバル化プロジェクト 「第一回 多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?」

Update 2014/07/05

実践女子大学×GiFT(グローバル教育推進プロジェクト)

2014年7月、実践女子大学とGiFT(グローバル教育推進プロジェクト)が「コクリエイト=共創」することで生まれた「渋谷グローバル化プロジェクト(通称シブグロ)」のスタートアップイベントを開催しました。

実践女子大学×GiFTの公開市民講座
「多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?」
〜渋谷を舞台に多様性を学ぶ! 多様性輝くSHIBUYAを創る!〜

7月の週末、三回連続講座として開催し、毎回たくさんの方にお越しいただき、3回合計で200名をこえる方々にご参加いただきました。「多様性=ダイバーシティ」というキーワードに関心のある学生・社会人が10代〜50代の人まで、参加者層も多様でした。

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7/5、まだ4月に開校したばかり、全面ガラス張りで天井まで吹き抜けの【実践女子大学渋谷キャンパス】にて、第一回公開市民講座を開催しました。

イベントのスタートは200名ほど入る広々とした教室で始まりました。

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まずは、この「シブグロ」を生み出した2人、実践女子大学松下教授とGiFT辰野からメッセージがありました。

松下先生「今日を渋谷を知り、学び、これからを考え行動する1つのきっかけとしてもらえたらと思っています。一緒に企画してくれているゼミのメンバーもこれまで準備の期間たくさん渋谷を歩き、いろんな人の話を聞いてくれました。ぜひみなさんにもそんな体験をしてもらえたら、と考えています。」

辰野「GiFTは教育団体として[私たちは今70年後の未来に何を贈ることができるのか]、という問いをもって活動しています。今回の講座のキーワードは[渋谷]と[グローバル・多様性]です。私たちが使う[グローバル]は、[多様性]を含み、[世界にはいろんな多様性がある]という意識をもつことだと考えています。」

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第一部は、今回のコンセプトでもある多様性輝く渋谷にするというアクションを既に実行されているゲスト、「シブヤ大学」「green bird」などの活動で渋谷を盛り上げてきた渋谷区議会議員の長谷部健さんにこれからの渋谷についてお話いただきました。
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twitterで当日のお話を詳細にまとめています
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長谷部さん「多様性はいろんな人が交じり合っている世の中だと思っていますが、それがかっこよく、これからきっとそんな世界がくるんじゃないか、と感じています。」

海外からの東京のクリエイティブ性に対する評価は高く、その中でも渋谷への外国人の興味は強いというお話からはじまり、その中で渋谷がどうすればいいのかという点では、「多様性=混ざり合っていくことがかっこいい!」というゴミ拾いをかっこいいものと変えた長谷部さんらしい言葉もありました。

LGBTや障がい者への取り組みとしても、渋谷区多様性社会検討委員会が立ち上がっていて、LGBTのパートナー証明書などについても検討しているそう。

最後にまとめの言葉。

長谷部さん「今日お伝えしたかったのは、多様な人たちが社会を創っているということ、そしてこれからの世界で東京は高層ビルばかりの先進的なものではなく、もっと文化のある深くクリエイティブあふれる都市であってほしいと感じている。」

第二部では、GiFTのダイバーシティファシリテーター三代祐子さんがつくるワークショップ。カラフルなカフェ空間へ移動し、ひとりひとりが思い描く渋谷の未来を【ワールドカフェ方式】で話し合いました。

■トークテーマ
「あなたが目指す国際文化都市、渋谷とは?」
「2020年の渋谷に向けてあなたはどんなことをしたいですか?」

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話し合った内容を、シェアしてもらいました。

参加者「シェアオフィス、シェアスペースの話の中でいろんな人に出会いたいという人は多いので、シェアハウスなどでいろんな人が自然に一緒に暮らすようになれば、対応の仕方や、どこを助けられるのか、などがわかるようになるのでは、と感じた」

参加者「さきほど長谷部さんが見せてくれた障がい者の方を助けたいストラップをきゃりーぱみゅぱみゅさんに持ってもらって、もっと多くの人にその存在を知ってもらえたらいいのかもしれない、という話がでた。」

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第一部のゲスト、長谷部さんも参加し、実際に渋谷で採用したいという構想も生まれ、渋谷から発信する多様性を、参加者ひとりひとりが主体的に感じられる場となりました。そして、二部の終わり頃には、セミナー時には静かだった参加者たちも、ワークショップを経て、多様な人を受け入れるマインドに変化したのか、参加者同士でつながり合い、ワイワイガヤガヤと話がつきませんでした。

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参加者アンケートを紹介

「自分は何ができるか、理想を実現するにはどうしたら良いのか、考えるきっかけになりました。
参加したり、声をかえたり、積極的になろう!と感じました。」

「私は地方出身で渋谷なんて学校がなければ観光がてら遊びに来る程度で、グローバルなど全然考えてもいませんでした。
渋谷でどんな活動をしているのか、これから渋谷はどんな風に変化していくのかが分かり、
渋谷は常に変化している場所だと思うので、学生としてほぼ毎日通っている中、どう変化していくのか見ていけたらと思います。」

「東京が最もクリエイティブな都市と思われているとは知りませんでした...
生活リズムの早さや休みの日が意外と安定していないのは私も感じていました。
お金や文化、社会の違いに戸惑うのも納得します。
でも、「楽しむなら、深めるなら日本」という言葉はうれしいし、もっともっとそうなってほしい!
「渋谷がカルチャーを担う」、「バリアフリーの渋谷」意識革命をしていかないと!
私もできることは何でもしよう!」

「最初はもう中心都市である渋谷で何をするのだろうと思っていたところがあったのですが、開発が進んでいる渋谷だからこそ、日本の中心となってグローバル化を目指すべきなのだと思いました。
価値観が違う人が共存する空間作りをするのは難しいなと思いましたが、私も渋谷利用者の一人として協力していきたいです。」

「渋谷×グローバル×多様性というテーマで、渋谷について考えることがはじめてだったが、今の渋谷に足りないものに気づくことができ、また、このような街にしたい、なったら良いなという想いが生まれた。
その中で、自分が実践できると考えた、困っている人がいたら積極的に声をかけるようにするということをしたいと考えました。」
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そして、次週の第2回は、ゲストを【障がい者・LGBT・外国人・宗教】の各ジャンルから4名を招待し、ゲストたちの生き様に触れるワークショップ「ロールモデルカフェ」を行います。


【第2回多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?レポート】
【第3回多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?レポート】
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