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実践女子大学×GiFTによる渋谷グローバル化プロジェクト 「第二回 多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?」

Update 2014/07/12

実践女子大学×GiFT(グローバル教育推進プロジェクト)

2014年7月、実践女子大学とGiFT(グローバル教育推進プロジェクト)が「コクリエイト=共創」することで生まれた「渋谷グローバル化プロジェクト(通称シブグロ)」のスタートアップイベントを開催しました。

実践女子大学×GiFTの公開市民講座
「多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?」
〜渋谷を舞台に多様性を学ぶ! 多様性輝くSHIBUYAを創る!〜

7月の週末、三回連続講座として開催し、毎回たくさんの方にお越しいただき、3回合計で200名をこえる方々にご参加いただきました。「多様性=ダイバーシティ」というキーワードに関心のある学生・社会人が10代〜50代の人まで、参加者層も多様でした。

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プログラム詳細はこちらから
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スタートは、主催の2人がこの講座への熱い思いを語りました。

松下先生「実践女子ならではの講座ということで渋谷を題材に講座を始めた。渋谷という街について考え、今回は人を知ることが目的。」

辰野「多様性を広める活動。渋谷にある多様性を見つけられたらと思いこのような講演会を開いた。」

そして、ゲスト陣からもそれぞれの思う
「多様性=ダイバーシティとは?」を語ってもらいました。

【LGBT】杉山文野さん(「ダブルハッピネス」[講談社文庫]著者)
「多様性=ダイバーシティとは、「人生にとっての彩り」」

【外国人】Noa Azizさん(渋谷在住のオランダ人)
「多様性=ダイバーシティとは、「Respect」」

【障がい者】檜山晃さん(ダイアログ・イン・ザ・ダーク チーフアテンド)
「多様性=ダイバーシティとは、「分からないことを知る」」

【宗教】Musab Mohamed Ahmedさん(日本で生活するsイスラム教徒)
「多様性=ダイバーシティとは、「多様性の壁を壊すこと」」

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twitterで当日のお話を詳細にまとめています
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ゲストから多様性を語ってもらった後は、場所を移動して(この日は実践女子大学ワンフロアを貸切り状態!)参加者・ゲスト・主催者みんなが混ざり合い、ワークショップを行いました。

案内役には、GiFTダイバーシティファシリテーターの鈴木大樹さん。
「クロス・ザ・ライン」というワークで、10の質問にYES or NOでラインを移動しました。[★海外に10各国以上行ったことある方、★3カ国以上はなせる方、★左利きの方、★LGBTの友人がいる方、★宗教に入っている方など]
海外に数十ヶ国いった人も入れば、日本人で宗教をお持ちの方もいて、参加者も実は多様な面を持っていることが分かりました。

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クロス・ザ・ラインの質問が進むにつれてお互いの多様性を理解していき、お互いの距離もどんどん近くなっていきました。お互いの多様さを受け入れると、深くつながり合えるという経験をしたところで、次は、ゲスト陣から多様性という中でも、違いを感じながら生きてきた4名のゲストから生き様を深く語ってもらう「ロールモデルカフェ」を行いました。

案内役には、GiFTダイバーシティファシリテーターの三代祐子さん。ロールモデルカフェは、4人がテーブルに分かれて、ゲストそれぞれに参加者が集まり、ゲストのこれまでを深く聴くことを通して、自分と他者との間の多様性や共通点、気づきなどを受け取っていきました。4人それぞれが自分の生い立ちから現在にいたるまでを語ると、初めて聞くテーマの話でみんな真剣に聞き入っていました。

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そして、クロージングの時間に。ゲストから感想をいただきました。
杉山さん「知らないことを知るということは、人と出会うということから始められると感じている。今日のような機会をいただき、楽しかったです」

檜山さん「みなさんに話を聞いてもらえて楽しかったです。こういう機会がまたあればぜひ参加してみたいと思います」

ノアさん「今日は自分の話をさせていただきましたが、同時に今の大学生がどんなことを考え、グローバルをどう捉えているのかも勉強になりました。ありがとうございました」

ムサビさん「確かにまだイスラム教徒として日本で生活するのはまだまだ不便なことが多いけれど、少しずつ変わってきている。宗教を信じていることについてもっと話していきたいと思っている。もっと自分も知りたいし、みなさんとももっと話してみたいと思っている。これからもどうぞよろしくお願いします」

最後に松下先生の言葉で第二回目が終了しました。
松下先生「ラーニングプロセスということをこの講座では意識して作ってきました。ただ学ぶだけでなく、話してみたくなる、行動してみたくなる、そんなきっかけとなっていただけたら、と思っています。今日の瞬間にもたくさんの”学びの瞬間”が生まれたと感じています。キックオフメンバーの仲間として、これからもどうぞよろしくお願いします」

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そして、次週の第三回は、小グループで渋谷の街を歩きながら、多様性を見つけるワークショップを行います。その街歩きでは、多様性輝くSHIBUYAに向けてそれぞれがどのような未来を描くかを共有していきます。
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【第1回多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?レポート】
【第3回多様性輝く国際文化観光都市・渋谷SHIBUYAとは?レポート】
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