川崎市教育委員会でSDGsワークショップを行ないました
川崎市教育委員会のみなさまを対象に、GiFT代表理事の辰野がSDGsについての講演と「2030SDGs」ゲームのワークショップを実施しました。
川崎市は「SDGs日本モデル」宣言の賛同自治体として、これからSDGsの取組みをさらに進めていこうという機運が高まっている自治体です。参加者のほとんどが、学校の先生としてのご経験をお持ちであると同時に、現在は教育委員会の異なる部署や担当として川崎市の学校教育を日々考えていらっしゃる熱い思いを持ったみなさまでした。
前半の講演では、辰野から「SDGsは突然新しくできたものではなく、ESDや環境教育、異文化理解など、川崎市の学校でも既に実践されていることもあり、いかにSDGsに紐づけていくか、それによってできていること、まだこれからやれることを見せてくれるものである」など、SDGsの潮流を含めてお話しました。
続いてSDGsを体感する「2030SDGs」カードゲームを行いました。その振り返りでは、参加者から「自分の目標達成を譲って社会の目標を達成させるのか、気持ちがせめぎ合った」や「最初からどういう社会を作りたいかを見れていればよかった」という声がありました。
また、「パートナーシップで(SDGs)目標を達成しよう、というのが一番重要で、大切なのではないかと思う」「後半は何も手につかなかった。協力、バランス、調和が大切。自分のミッションや欲しいものをみんなにいえばよかった」など、カードゲームを通してSDGsの本質に向き合った参加者のみなさまが、「ともに取組むこと」の重要性について共感しているのが印象的でした。
自治体としてSDGsの推進を目指す川崎市の未来を、教育委員会のみなさまと共に描くことのできた時間となりました。ありがとうございました。
参加者の声
- 「教育」がSDGsの4つ目のゴールにあること、また全目標の根底にあるという意味において、私たちの取り組みの大きさを感じました。所管の業務をSDGsの視点から再度見直したいと思います。
- 世界はつながっていて、協力することが大切だということをゲームを楽しみながら実感することができた。みんなが意識することで世界を変えられるということを、もっと広めていけたら良いと思う。
- 「誰一人として取り残さない世界のために自分ができることは大切にしたい」と強く思いました。世界が目指す17のゴールにたどり着くために教育が果たす役割は大きいと感じます。どのように現場の先生方に伝え取り組んでもらうと良いのかをしっかり考えていきたいです。
- 先生方にわかりやすくSDGsやESDについて説明していくことで理解を深め、教育の充実が図られるように、担当として努力していきたいと思います。これまで頑張って取り組まれてきたことと、SDGsをつなげ、自信を持ってもらえるようにしていきます。
- SDGsという言葉が、今まではどこか自分から離れているものに感じてしまっていたのが、本日の研修を通してグッと自分事として捉えることができるようになりました。
GiFTが行うSDGsワークショップについてはこちらをご覧ください。