自分の海外体験を可視化・価値化する「GiFT事後研修」終了!

2013年9月22日(日)、恵比寿のEiji Press Labにて、
参加者のこの夏の海外体験を可視化・価値化する『GiFT事後研修』
を開催しました。

研修では、7月下旬に開催した『GiFT事前研修』に参加してくれたメンバーがこの夏にそれぞれが挑戦した海外体験について振り返りました。
参加者は、フィリピン、イギリス、インド、ウガンダ・・・様々な目的で、それぞれの地で体験を積んできた学生・社会人で、渡航中もFacebookのグループでお互いの近況を報告し合ってきた仲間です。

IMG_0140

この日の事後研修も事前研修同様、終日(10時〜18時)のプログラム。
ただ何をしてきたのかを振り返るのではなく、得たものはなんだったのかを深掘りし「自分が体験から得た価値」を再認識してもらうと同時に、周りの仲間と体験について共有することから「世界とのつながり」を体感してもらうことを目的とした研修です。

そのために研修では、7月の事前研修〜今回の事後研修の日までの間に自分が体験したこと、そこから何を感じてきたのか…じっくり時間をとってストーリーテリング(自分の体験=物語の共有)する時間から始まりました。

IMG_0919
GiFT Curve(自分の気持ちの上り下がりを時間軸と共に表現したもの)を用いながら、他の参加者に体験そのもの、そして自分の感情の移り変わりを伝える時間。そこから参加者一人一人が、自分が体験から得たもの、学んだことが見えてくるだけでなく、他の参加者の体験を聞くことから新しい発見や視点、体験した場所に関わらずある共通点を感じてくれました。

 

【参加者からのコメント】
「滞在中の内容の善し悪しや、何気ないこと、恐怖体験など感じてきたことをありのままにシェアできることが心強く、深いものとしてフィードバックできた、もらえたことが良かった
「素直に自分のやってきたことがちゃんと相手の方に伝わって、今後を期待しているというコメントをいただけてうれしかったですし、卒論頑張ろうと思えるようになりました。他の人が頑張っている、もしくは努力したことを共有できたことが自分の今後のエネルギーになると感じました。
「やっと話をきいてもらえた!感でいっぱいです。また話し手がどこのポイントで変化し始めるのかがわかり、おもしろかったです。」

 

また午後の時間は、自分のアイデンティティに対する意識の変化を体感するワークや、体験学習のサイクルを用いての体験を深掘りするペアワークを行い、自身の中に起きている変化に気づき、客観的に捉え直し、そこから今後に活かすヒントを浮かび上がらせる時間を持ちました。

IMG_0970

その上で、最後には短いプレゼンテーションを準備する時間をとり、今日一日で見つけた自分の海外体験における価値、見えてきた学びなどを全体に発信、共有してもらう時間をとりました。
それにより参加者は、1日を通して自分の中から見えてきた想いを自分の中で整理するだけではなく、周りに伝えることが持つ力を改めて実感してくれました。

【参加者からのコメント】
「今までは経験は自分の糧になるもの、という意識で努力をしていましたが、“他者に発信する”ことがこんなにも大切なのだということ、その価値を今日初めて認識しました。今は今回の自分の経験を次につなげていくことがメインになっていますが、他者に自分の意見、経験を発信、共有できる人でもありたいと感じました」

 

今後GiFTでは、「事前・事後研修」による参加者の体験の価値化の促進を、
大学や企業などの団体の皆様と一緒に実現していきたいと考えております。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、
お気軽にGiFT事務局(info@j-gift.org)までお問い合わせください。