J-SSEAYP主催の国際交流プログラムに事務局長辰野がゲスト登壇、GiFTダイアローグを行いました
2013年9月28日(土)、29日(日)の1泊2日の日程で、国立オリンピック記念青少年総合センターにて行われていたJ-SSEAYP 主催の合宿型「東南アジア青年と学ぶ1泊2日の国際交流プログラム」に、GiFT事務局長の辰野がゲスト登壇、東南アジア出身の社会人と日本の社会人を対象とした英語の「GiFTダイアローグ」を行いました。
今回が2回目となるJ-SSEAYP主催の合宿型プログラムは、『東南アジアとのビジネスを円滑に進めるポイントをつかむASEAN諸国で協働できるグローバル人材へ!』がテーマ。ASEAN諸国から来日し働いている青年と、首都圏を中心に日本各地から集まった社会人30名ほどが集まり、1泊2日でワークショップやケーススタディを通じた交流、相互理解、共創のプロセスを体験するプログラムで、プログラムは全て英語で行われました。
辰野は、その最初のワークショップのファシリテーターとしてゲスト登壇し、GiFTダイアローグのストーリーテリングを活用した「仲間とつながる」英語ワークショップを行いました。
ワークショップでは、まず今回のプログラムそしてこれからの社会において「なぜダイアローグが大切なのか」について辰野から理論的な解説のあと、辰野の自己紹介をGiFTカーブというワークシートを用いてのストーリーテリング形式で行い、これから行うワークのイメージを持ってもらいました。
その上で、参加者のみなさんにGiFTカーブのシートを書いてもらい、今回のプログラム中ケーススタディなども一緒に取り組む5〜6人のグループで、それぞれのストーリーを共有。
どのグループも一気に話し手のストーリーに引き込まれていき、ぐぐぐっと体ごとその距離感が近づいていく感じが伺えました。
全員のストーリーテリングが終わったあとは、「今どんなことを感じているか」「なぜストーリーテリングだったのか?」について自由にダイアローグしてもらいました。
最後にグループ内で出てきた内容を全体で共有してもらう時間をとったところ、「普段Facebookなどオンラインでのつながりが増えてしまいがちだけれど、こうやって顔を見ながら話をすることが楽しかった」「今回個人的なストーリーを共有したが、これはきっとビジネス面でお互いを理解して円滑に作業を進める上でも役に立つと感じた」など、会場からはどんどん発言が飛び出しました。
また、「なぜストーリーテリングだったのか?」についても、「人はそれぞれ違うものの見方や価値観を持っていると頭では理解していたとしても、目の前の相手がどうしてそう考えるのか、感じるのかその理由が知りたいということが多いのではないか。そんなときストーリーテリングでその人の過去を知ることは、その人がどうして今この選択や行動をするのかを理解する手助けになると感じた。多様性のある環境でいろんな人と一緒に仕事し何かを創り出す上で、その部分を頭で理解するだけでなく心で感じることはすごく大切だと思う」という深い洞察を会場の参加者からもらうことができました。
短い時間ではありましたが、多様性を頭だけでなく、人と人がHeart to Heartでつながるというストーリーテリングとダイアローグで体感し、夜からのケーススタディに向けた相互理解の土台を作れたところで、この日のワークショップは終了しました。
当日のワークショップの様子はTwitterで発信し、こちらにまとめました。
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