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【Diversity Voyage 11期】セブ②コース

Update 2019/09/04

東洋大学のみなさんを対象とした共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」第11期!この夏、6カ国8コースで開催する現地プログラムの様子をレポートしていきます。

<最終更新 9月3日>
この夏6コース目のセブ②コースが出発しました。
現地の仲間たちとともに自分たちが考えるグローバル・シチズンシップ教育プログラム/SDGs教育プログラムを企画・運営し、現地のステークホルダーにギフトする9日間が始まります!


プログラムは現地パートナーのWAKUWORK FOUNDATION, INCさんを舞台に実施。英語に自信がないと言っていた学生達も、チームメイトのサポートに支えられながら一生懸命自分の想いを伝えようとしていました。



夜の日本人だけのチェックアウト(1日の振り返りと今の気持ちの共有)の時間では、「英語の環境でとても疲れてしまった」「英語力が足りなくても笑顔で頑張った」という英語力についての想いのほか、「セブの学生が私のストーリーを真剣に聞いてくれた。お互いに相手を思いやる気持ちは一緒だと思った」「コンフォートゾーン(居心地の良い場所)からラーニングゾーンに押し出された気分。でも気を抜くと元に戻ってしまうので、引き続きチャレンジしたい」など様々な想いがありました。皆、一つひとつ確かめるように自分の心の内を語り、初日を終えました。


プログラム4日目、Diversity Voyageプログラムの特徴でもある、「Diversity Walk」を行いました。現地参加者と共に街を探索・調査しながら、7日目のGiFT Dayに向けたアイディアを探っていきます。フィリピンでの移動手段「ジプニー」に乗って、市場や教会など、それぞれの目的地を目指します。仲間と何気ない会話で盛り上がったり、質問し合ったりしながら、お互いの距離も縮まりました。

Diversity Walk後は、日本では見たことのない街の様子や自分の想い、フィリピン人との意見の相違、など様々な意見が飛び交い、徐々に自分たちの意思で動き始めました。GiFT Dayに向けてどのようなメッセージを伝えたいかを話し合い、グループごとに準備が進んでいきます。


その日の夜のチェックアウトでは「セブの人が気づかない、彼らにとっては当たり前な現状がある。日本人しかない視点で貢献したい」「今までうまくやろうとばかりしていた。100%じゃなくてもいいんじゃないかと思い、気が楽になった」「正解のないことを受け入れられるようになった」「どうやって話そうかと考える前に、口に出してしまえば何とかなる。それを知って嬉しかった」など、参加者それぞれの気づきがあったようです。

 


9月6日 、7日、2日間にわたってGiFT Dayを開催しました。

GiFT Day1日目は、プログラム3日目に出会ったセブ師範大学付属高校の学生に向けて、自分たちが考えるグローバル・シチズンシップ教育プログラム/SDGs教育プログラムを行う時間です。緊張の中で始まったプログラム本番。準備したメッセージとアクティビティを通して、たくさんの問いを参加者に投げかけていきます。プログラム後は、実際に運営してみた参加者自身が感じた改善したいこと、次にも活かしたいことなどを全員で振り返る時間をじっくりととり、翌日のGiFT Day 2日目に備えました。

GiFT Day2日目は、教師を目指す学生に向けて、GiFT Day 1日目に学んだことを伝え、ギフトします。この時のファシリテーターは東洋生の2名が人生初挑戦。言語は英語というダブルチャレンジを見事にやり切っていました。

2日間のGiFT Dayの時間は、東洋生と現地参加者が共に運営しました。自分たちで「場」を作り上げている姿は、たった数日前に「英語が話せるか不安…」と小さい声で呟いていた姿が大昔のことのようでした。

GiFT Day終了後は、全員でチェックアウトを行い、プログラム全てを駆け抜けた、今の気持ちをシェアしました。穏やかな雰囲気の中に時々涙も見えながら、また、発表をやりきった達成感からくる自信も共有され、胸にぐっとくる時間でした。夕食は歌あり踊りありの時間を最後まで楽しみ、現地参加者とお別れしました。


翌日、東洋生のみでプログラムの振り返りを行い、静かな時間を共有した後、無事帰国しました。   

9日間を振り返り、参加者はからは「自分の知らなかった自分を知れた。でも、それは他の皆が教えてくれた。」「ここで想った事、感じた事を決して忘れたくない」「自分はコンプレックスがすごくて良い所など何もないと思っていたが、人の長所を見て吸収しようと思った」「フィリピン人チームの皆から、人に愛を伝える事の大切さを学んだ。世界を変えるにはやっぱり愛だと思う」という振り返りがありました。

グローバル・シチズンシップ教育とは何なのか、という大きな問いに向き合った9日間。セブでの教育の可能性を肌で感じ、新たに共創できたプログラムになりました。

▼共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」についてはこちら!
https://j-gift.org/service/diversity-voyage/

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