ソウル中央大学校で登壇しました。
GiFTダイバーシティ・ファシリテーター/グローバル教育プロデューサーの木村が、10月のユネスコ会議でグローバル・シチズンシップ教育とSDGs時代の教育について情報交換をしたご縁で、ソウル中央大学校で学部生、大学院生向けにワークショップの機会をいただきました。
教育学を学ぶ大学院生向けには、<Global Citizenship Education and Sustainable Development>というテーマでSDG 4.7の重要性と目指す教育の方向性、SDGsの先にある時代を作るために必要なコンピテンシーについてお話し、議論してきました。
将来教員になることを考えている学部生&留学生に対しては、SDGsカードゲームのワークショップを実施。一人一人が深い体験をすることとなりました。ワークショップを体験した参加者は、ワークを実体験したからこそ湧き上がった思いを共有してくれました。
「世界の状況を良くしようと頑張ったのに、周りはお金を稼ぐことや自分のことしか考えずに誰も真面目に話を聞いてくれなかった。その時、初めて自分がマイノリティであることに気づいたけれど、少しずつ自分たちの話を聞いてくれる人が出て、その時に自分が認められたように感じた。まず自分が何をしたいのか、何が大事だと思うかを話すこと。そうじゃないと誰も何を思っているのかわからない。異文化理解や留学生との交流でも、しっかり自分の意見を伝えていくということが、本当の意味での異文化理解の一歩だというのがわかった」
学部生の中には、高校でグローバル・シチズンシップ教育を受けていた当事者もいました。その世代が大学生になり、高校時代に学んだ世界を意識した考えを持ち、行動してきた世代がそろそろ社会人になってきています。こうした「よりよい世界を作る」という感覚が当たり前になりつつある現代で、社会は、企業は、学校はどのように応えていけるのでしょうか。
2019年、木村は教育新聞さんや学研さんの冊子などで発信させていただく機会がありました。2020年は教育セクターを超え、ビジネスや保護者、地域社会など業界を跨ぎ、また、世代をまたいで次世代を受け入れる「器」作りにつながるような活動、情報発信をしていきたいと思います!