JICA教師海外研修(教育行政コース)の事後研修を行いました。
2020年1月17日(金)JICA地球ひろばにて、教師海外研修(教育行政コース)の事後研修が行われました。
参加者の7名の行政担当者のみなさんは、2019年11月17日(日)~11月24日(日)の8日間、ミャンマーで現地研修を受けて帰国。その報告と今後のアクションプランについて、GiFT代表理事の辰野のファシリテーションのもと事後研修が行われました。
午前中は、現地プログラムの振り返り。「現地で感じた最も発信したいこと」 を共有する場面では、JICAの支援により完成した新しい教科書を使って目をキラキラさせながら学ぶ子どもたちの様子について語る先生もいらっしゃれば、障害者の就労・就職支援を現地で行う日本のNGOでの一コマをお話しする方もいらっしゃり、参加された先生方の着眼点の多様さを感じることができました。
また、日本を離れミャンマーの人々のために働く日本人の方々との現地での出会いによって、先生方にとっての「グローバル人材」や「多文化理解」に対するイメージが一層明確になったようで、現地で撮影した写真を使った体験の共有の際には、その体験だけでなく、今後の子どもたちの「国際理解教育」への具体的なアイディアがいくつも挙がり、子どもだけでなく大人も巻き込んで、大人の「国際理解教育」も取り組まなくてはならないという新たな気づきも共有されました。
午後は、研修後のステップとして各自が作成したアクションプランを共有し、一つひとつのアイディアを全員で深めていきました。先生方からは、
・国際社会の平和のために貢献する国内外の人材をJICAと連携して学校に紹介し、グローバル人材の多様性を先生や生徒に感じてもらう研修の開催
・外国人児童生徒が在籍する学校教員への研修のために人材発掘
・地域に住む外国人を就学サポーターとして採用
など、具体的なアクションプランが出て、各地にあるJICA拠点との連携などを続けながらの今後のアクションに期待が高まります。
ミャンマーでの海外研修を共にした先生方はお互いにとても打ち解け、応援しあえる関係性が築かれており、研修中も活発なダイアローグが行われていました。「今後も皆で引き続きつながっていきましょう」と、何度も言葉をかけ合う姿も見られ、国際理解教育を全国各地でさらに広げ、盛り上げていくための新たなキックオフの時間となりました。
先生方の今後のアクションに引き続き注目していきたいと思う、そんな研修となりました。