日本シティズンシップ教育学会 研究集会に登壇しました。
シティズンシップやシティズンシップ教育の関係者による研究・実践のプラットフォームである「日本シティズンシップ教育学会」の研究集会に、代表の辰野が登壇しました。
この集会には、社会科や公民の先生方はもちろんのこと、シンガポールやイギリスで多文化共生やシチズンシップ教育の研究されている方々、部活動と市民教育を掛け合わせて活動されている方、主権者教育を深められている方、外国籍の児童の多い地域の先生など、様々な分野から“シティズンシップ教育”に携わっておられる多くの方が参加されました。
今回は「多文化共生と多様性概念の普遍性を問う:シティズンシップ教育の視点から」をテーマに、GiFTの「地球志民プロセス」や「ストーリー・ベースド・ラーニング」を中心に、学生たちが、自身の中にある多様性、仲間の中にある多様性と繋がりながら、いかに未来を共創していったかをお話しさせていただきました。
研究者の皆様とご一緒しているということで内心ドキドキしていましたが、
「自己の感性とつながることが、社会参画へと向かうエンジンになることは、ボランティア学習理論でも共鳴します。」というコメントをいただいたり、
「自己の多様性とは何か」というご質問から、様々な方がご意見を共有くださるなど、新たな視点や共感を得られる貴重な時間でした。
最後には、水山先生から「I、You、They の話から、Weが必要。Common Good(共通善)をどうやって作り出せるか。」と全員に向けてメッセージをいただきました。
良き市民とは
求められる市民性とは
自己、他者、社会の関係性は
多文化共生、多様性をどう捉えるか
西欧的な民主主義理念とは本当に普遍的なのか
深めていく題材は限りなく、これからも問いを持ちながら、さらに深めていこうと想いを新たにしました。
この度お声がけくださった小林先生、由井先生、ありがとうございました。