文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース 第7期の事前研修をオンラインで実施しました!

2015年の第1期よりGiFTが事前・事後研修を担当させていただいている、官民協働海外留学支援制度〜トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム(高校生コース)。この第7期の事前研修がオンラインで開催され、今回もGiFTシニアダイバーシティ・ファシリテーターの鈴木大樹が担当させていただきました。

7期生となる高校生たちは、選考には通ったものの、コロナの状況によっては本当に海外に飛べるのかどうかわからない中での挑戦。この状況下にも負けない高校生たちのチャレンジ精神、そしてそれをサポートしてくださっている先生方やご家族の皆さん、そして、何とかしてトビタテ生たちの思い・願いを叶えてあげたいと、柔軟に運用をしようと日々奮闘されている文科省とトビタテ!事務局の方々の努力には、頭が下がる思いです。

そんな気持ちで迎えた今回の事前研修は、コロナ禍ということもあり、オンライン開催となりました。合計4回に分けて、毎回200名前後の高校生たちが参加します。オンラインだからこそ、全国からまんべんなくトビタテ仲間が集まり、地元の話や方言から多様性を実感しながら、お互いの学び合いを深めていました。

インクルーシブ・スポーツを留学先の国で広めたい!義足・義手を研究したい!舞台女優になり多文化を繋げたい!など、800人いれば800通りの志と夢が溢れる場になりました。

 

今回の研修では、大学生や社会人になった高校生コースの同窓生が、サポーターとしてご一緒してくれて、運営に関するアイディアをくれたり、高校生の学びや気づきを深めてくれたりと、大活躍でした!

グループワークの際に、「コロナ禍で留学行けないかも…」と少し元気のないグループに、同窓生が「行けても行けなくても、これを機会にできることってなんだろう?」と問いを投げかけてくれて、それに対してたくさんのアイディアが共有され、グループ全体が、前向きな雰囲気になっていました。こうしてトビタテ生同士でバトンが渡っていく様子に、胸が熱くなりました。

参加した高校生からは、「留学先の国との架け橋になりたい!」という意気込みや、

「普段周りになかなか理解してもらえないことを、この仲間に共感してもらえたことがうれしかった。」「全然違うテーマを持っているのに、根本的なところが繋がっていると思えるのが不思議だった。」など、仲間と出会えて繋がれたことを喜ぶ声も、たくさん聞くことができました。

GiFTは、これまで同様、今回のオンラインでの事前研修を行う上でも、いわゆる研修というよりも、高校生同士が深く本音で繋がることのできる場づくりを意識してきました。

こうして繋がる喜びを感じてもらえたことがとても嬉しく、そしてこれからそれぞれの経験を経て大きく成長した皆さんに会えるのが、今からとても楽しみです!