早稲田大学で「グローバル・シチズンシップ」の講演を行いました。
早稲田大学には「SDGsと社会貢献」という授業があり、6月に代表の辰野がグローバル・シチズンシップについての講演を行いました。
今回の講演では、後半にそれぞれかが持っているグローバル・シチズンシップ(世界をよりよくする志)をテーマに対話をするワークショップを行いました。出席した学生一人一人からは、ジェンダー平等、移民、エシカル、貧困、環境、動物、生き方など、クラスだけでSDGsのゴール17個全てを網羅しているのではないか…と感動を憶えるほど、実にさまざまな「志」が挙がりました!
そして「志」に留まることなく、中には自分でフードロスのビジネスを立ち上げる準備をしている学生や、高校生の時からマインクラフトx SDGsのイベントを開催している学生もいて、熱い想いをしっかり”アクション”にして広めようとする姿には、頼もしさを感じると同時に、とても嬉しくなりました。
<学生からの講演の感想>
・グローバル・シチズンシップを築く上で当事者意識がとても大切だということは理解していましたが、「誰かがつくっている平和を享受している」という認識までは及んでいなかったので、新しい視点を持つことができました。
・今後も自分の世界だけで落ち着くのではなく、色々なことに興味を持って挑戦していきたいと思います。そして、自分の人生を以って、SDGsに貢献していけたらと思っています。
・ペアワークを通して、社会に同じ疑問を持って行動している人と出会い、繋がることが出来ました。こうして繋がりができて、「自分だけじゃない」と思えたのは素敵なことだと思います。
・人が興味を持つ部分はそれぞれだから自分とは関わりがない部分は他人事になってしまうということにもワークショップを通して気づくことが出来ました。私は貧困や平等な教育機会などに興味があるのですが、ペアの子はフードロスに興味を持っていて、私の知らないことがたくさん出てきました。しかし少し自分の生活を見直してみるとフードロスの問題を実感する箇所はいくつもあって、自分はそこに注目がいかなかっただけなんだなと思いました。だから色々な人と意見共有することは大事だし自分の知らない世界を知ろうとすることも大切なんだなと感じることが出来ました。
・私は大学に入ってからSDGsに関する講義や授業を履修していて、知識だけはたくさん蓄えてきました。SDGsであげられている課題たちは一人ひとりが行動を起こしてこそ解決されるものだということも承知しています。しかし私はなにか理由をつけて行動を先延ばしにしてしまっています。それはきっと、私がまだConfort Zoneにいるからなのだと今回の講演で気づくことができました。大学生の許された時間のなかで、より学びを得られるように、驚きとワクワクの世界に行けるように少しずつ前に進んでいこうと思います。
このように、「誰かが作ってきた平和を享受しているから、自分たちも平和を創る。」という言葉に共感する声や、「私ももっと挑戦して、いつか世界平和や地球に貢献できるように頑張りたい。」「SDGsに関する自分の夢を実現するために、今日から行動します。」という意気込み、さらにペアワークを通しての繋がりや、自分自身への気づきといったコメントも多く寄せられました。
学生一人一人の今の想いや夢から、より良い未来が生み出されていくことを確信した、とても素敵な時間でした。
貴重な機会をくださった早稲田大学の先生、関係者・学生の皆さま、ありがとうございました。