JCI名古屋(名古屋青年会議所)主催の高校生プロジェクト 2ヶ月間の研修が終了しました!

JCI名古屋が主催する、名古屋の高校生と世界5都市の高校生とをつなぐSDGsプログラム「3Gプロジェクト」。5月から始まったこの研修をGiFT代表の辰野とGiFT ダイバーシティ・ファシリテーターの安冨が担当し、7月4日に最終回を迎えました。

1ヶ月前に出会った名古屋・香港・台湾・ハワイ・シドニー・マニラの高校生たちは、3回のオンライン研修を通して、SDGsや名古屋の多文化共生への取り組み、さらに各都市での身近な多文化共生の現状を学び合い、ヤンググローバル・リーダーとして、より良い多文化共生社会のために何ができるかを対話し、成果発表に向けて共創してきました。

 

今回の発表でとても印象深かったのは、約半数のチームが「多文化共生」の意味合いに「生物多様性」も加え、地球環境を守るために何ができるか、という内容を発表してくれたことです!「ダイバーシティ」という言葉には、人間だけではなく、地球環境も含めたい!という参加者の思いが伝わってきました。

特にハワイからのメンバーいるチームは、海洋プラスチックの問題など、自分ごととしての危機感がはっきりとあり、とてもパワフルな発表でした。

また生まれた国と育った国、教育を受けている国が違うなど、国籍だけでは括れない様々なルーツを持つメンバーが集まったからこそのリアリティもあり、そんな自分自身のルーツや体験に基づいて、どうやったらその現状が変えられるのかという発表も伝わるものがありました。

そして、各国をZoomで繋いだオンライン成果発表では、インターネットの状況が悪く落ちてしまっても、LINEを駆使して自分の感想を英語でどんどん記入していったメンバーたち。このダイバーシティ感覚・デジタル感覚を併せ持つ今の10代と共に、これからの地球社会のビジョンを作っていくのだなあと心が温かくなりました。

 

全チームの発表後は、

「英語に自信がなかったけど、発表の後、良いコメントをたくさんもらえたので、みんなが理解してくれて本当に嬉しい。」というコメントや、

「こんなにインスパイアされる経験をしたことがなかった。今は、自分たちが、世界をよりよくすることができるんだ!と思えています。」というハワイの高校生からの感想が聞けて、それぞれに達成感でいっぱいの様子でした。

プログラム終了後、名古屋の高校生に向けて「日本と世界を任せたぞ!」というファシリテーターからの声がけに対して、「任せてください!」と力強い返答をして去っていく高校生。反対にこちらが勇気づけられ、とても大きなパワーをもらいました。

今回このような機会をくださったJCI名古屋の皆さま、参加してくれた高校生の皆さん、本当にありがとうございました!