古川黎明中学校で海外研修の事前・事後研修を実施しました。
宮城県古川黎明中学校・高等学校では、中学3年生約90名が8日間オーストラリアに滞在し、ホームステイやホストスクールでの活動を体験する海外語学研修を実施しました。今回GiFTではこの事前研修と事後研修を担当し、GiFTダイバーシティ・ファシリテーターの木村がファシリテーションを務めました。
2023年12月に行われた事前研修では、まずマインドセットとして「小さなチャレンジを続ける」ことや「この状況や経験から学べることは何か?と自責で考えて動く」ことなどをお話しました。そして同じ東北出身のGiFT木村と岩﨑による人生の物語や、未来を描くワークショップを通じて、一人一人がこれからのチャレンジや具体的なアクションを考え、書き出しました。
生徒の皆さんからは、GiFTスタッフの人生の物語を自分自身と重ねて質問をしたり、「未来をイメージしたことで自分の中にある思いに気付いた」というコメントが出たりと、自分自身や将来を見据えて海外研修を捉えるような姿勢が見られました。
そして2024年3月、事後研修で再会しました。
冒頭に、木村がどんな海外研修だったかを尋ねると、「予想外のことがたくさん起きた」という人が多く、たくさんの手があがりました。
帰国してからわずか3日後の事後研修だったため、オーストラリアでのできごとを生き生きと共有し合う生徒の皆さん。一日一日を振り返るワークを通じて、「話したことで、自分がこんなことを思っていたんだなと気づけた。」「同じことでも、一人一人感じ方がちがうのがおもしろいと思った。」という気づきを発表してくれました。
そして8日間の中でがんばったことや悔しく思っていることを書き出したうえで、最後には自分自身の変化や、学び、得たものを言語化していきました。ここでは、次のような言葉が共有されました。
- 外へ踏み出すおもしろさを学んだ
- 自分を知れた
- 「根拠のある自信」がついた
- 自分がいる環境を確認できた
- 失敗を恐れなくなった
- 弱点とやるべきことを見つけられた
- 恐れるだけじゃ何も始まらないとわかった
これから高校1年生に進級する生徒の皆さん。
この事後研修で見えてきた、自分自身の思いや挑戦する喜びを、高校生活の中でもたくさん発揮できることを願っています!