岡山にて開催のユネスコESDユース・コンファレンスの進行を担当しました。

11月6日、7日の2日間、岡山で開催されていたユネスコESDユース・コンファレンス。
本日から12日まで名古屋の名古屋国際会議場にて開催されている「ESDに関するユネスコ世界会議」に先立ち、岡山県で開催されたステークホルダー会議の1つとして位置づけられたこのユース・コンファンレンス。
GiFTからは事務局長の辰野に加え、ダイバーシティ・ファシリテーターとして関わってくださっている仲間のプロフェッショナル・ファシリテーター7名、そして会議の議事録を担当する8名の合計16名で、会議の進行・記録を担当してまいりました。

世界各国、約5000件の応募から選ばれたESDの担い手のユースリーダー50名が集まったこのユース会議。事務局となった五井平和財団のスタッフの方々と一緒に、ESDのコンセプトのもと、ユースがつながり、未来を生み出す場になるよう準備をしてきました。
当日はプレ・コンファレンスとなった11月6日とあわせて、世界中から集まった50人のユースの対話を生み出し未来を描く2日間の進行をチームで担い、ユースを繋ぐ場づくりを目指してまいりました。

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本当に参加したユース一人ひとりがとても魅力的な方で、お話をもっともっと聞きたかった!と思ってしまう、そんな素敵なユースが集まっていました。
会議後にはユース・ステートメントも作成され、ユースが考えたこれから世界へのESDの取り組みが発信されていきます。

(辰野よりユース会議に寄せて)
「地球市民(Global Citizen)」という言葉が、キーワードとして使われていたユネスコESDユースカンファレンス。
開会式で、ユネスコ事務局長のボコヴァ氏が、地球市民の重要性を話し、「私たちは若者のアイデアが必要です。そして、どうか、私たち(ユネスコや大人たち)を待たないでください」ときっぱりとおっしゃっていました。ボコヴァ氏のスピーチは、心が動く力強いもので、その中で『地球市民』がキーワードに使われていることに、胸が熱くなりました。

GiFTを設立して、分かりづらいと言われていてもずっと使い続けていた一番大切な言葉『地球市民』。グローバル教育も、地球市民を育成する教育という意味で使っています。

その後に続く、VIPスピーチは勿論、メインの会議の中でも、参加者から何度も何度も『地球市民』という言葉が使われ、確実に、シフトが起きている実感がありました。
Think Locally, Act Globally と言う言葉(一般的には、Think Globally, Act Locally 地球規模で考えて足元から行動しよう)が出てくるのも、現代の若者ならでは。

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48カ国のメンバー50人でグローバル社会の教育を語ると、グローバル社会を舞台にしたローカル(国)から来たメンバーに見えます。
Think Locally, Act Globally ローカル(自国)のことを考えて、世界とつながる。
日本各地から集まったメンバーと話していても、地元の話があり、日本全体の話がある。
それと似ているような感覚がありました。

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たぶん、とても、面白い、時代に、今いるのだと思います。
そして、17歳の時に参加した国際会議で「いつか、自分も、世界の人たちが集まり、平和な世界をいかにして創るかを話し合う場作りの担い手になりたい」と思っていた夢が叶いました。それも、素晴らしい方々、尊敬するメンバーと共に。
この奇跡と機会に感謝です。

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(共にユース・コンファレンスを担当したファシリテーター、ノートテイカーの仲間たちと)