ユネスコのGCED(Global Citizenship Education)のアジア会合に参加しました
7月27日〜29日に開催されたユネスコのGCEDのアジア会合に、GiFT事務局長の辰野がユース分野の代表として会合に出席いたしました。
タイ・バンコクで行われた今回の会議には、南アジア(ブータン、インド、スリランカ)、東南アジア( マレーシア、フィリピン、タイ)、東アジア(中国、日本、韓国)の9カ国から、各国3名ずつ(政府関係者、専門家、青年分野から1名ずつ)が集まりました。
今回の会合では、GCEDの定義や事例の紹介はもちろん、全体やグループでのディスカッションを通して、「GCEDをいかに教育に取り入れ、世に広めていくか」ということが話し合われました。(GCEDは“ジーセッド”と読みます)
全体の意見交換の時間では、GiFTの「Global Citizenship Process(地球志民プロセス)」やDiversity Voyageの事例を共有させていただきました。
特に共感の声をいただいたのが「海外に行っている、行ってない、英語が話せる、話せない、というのではなく、Global Citizenship への気づきは、教室の中の多様性に気がつくことから始まる」とお伝えした部分でした。辰野自身、「世界が教育で繋がる時代」を肌で感じることができた時間でした。
様々な国からの参加者とのディスカッションに加え、国ごとに分かれて話し合う時間も。国として、どのような文脈においてGCEDを広めていくのか、また具体的に今できることは何か、などを話し合いました。
この会議のまとめのセッションでは、日本やGCEDの取り組みとして、光栄なことにGiFTの「多様性と共創」のコンセプトやダイバーシティファシリテーターなどの話を取り上げていただきました。また、GiFTのGlobal Citizenshipのアセスメントについても様々な方に興味を持っていただき、GiFTにおけるGCEDを広げる活動の可能性も感じました。
大きなビジョンを共有しながら、様々な形で教育と繋げていく。その価値を改めて共有し、実り多い形で会合は終了しました。