2015年10月〜2016年5月にわたり、「官民協働海外留学支援制度〜トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム〜高校生コース」の事後研修をGiFTが担当させていただきました。
2015年には札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、岡山、福岡の全国7カ所、そして2016年2月(冬季)と5月(春季)に実施したこの事後研修では、2015年6月に実施した事前研修の後、それぞれの留学を経て帰国してきた高校生たちが再び顔を合わせました。
事後研修のゴールは3つ。GiFTダイバーシティ・ファシリテーターの鈴木のファシリテーションのもと、以下の3点をテーマに、留学体験を未来へ繋ぎ、大学、そして社会に出た時の自分に目を向けていくていくワークを行いました。
①自らの留学の学びを言語化する
②自分の留学体験を多様な角度から意味づける
③お互いの体験から学び合う
午前中は自らの留学体験を振り返り、仲間と体験をシェア。留学前に立てた目標をどのくらい達成できたのかを報告する場面では、仲間からのアドバイスを生かしてみたら成功した!などの声が聞こえてきました。また、留学した国や目的は様々でしたが、ワークを通して感じたことには意外な共通点があったようです。
午後はチームごとに分かれ、一人一人がエバンジェリストとして留学経験を発信する報告会のデモンストレーションを行いました。この先、トビタテ!留学JAPANに挑戦する高校生に向けて伝えたいメッセージは何なのか。単なる体験談のプレゼンテーションではなく、留学に挑戦する仲間を増やすための方法を考えていきました。
模造紙に大きく書かれたキャッチコピーには、「世界とぶつかって生まれた自分」「雑草の生えた道をゆけ!」など、ユニークでパワフルなメッセージが紡ぎ出されました。彼らが留学先で直面した問題や葛藤、そして、それらと向き合えたからこそ出てくる言葉でした。
最後のワークでは、エバンジェリストとして実践していくことをグループで共有する時間です。学校内で、身近な友達や後輩に向けた活動はもちろん、トビタテ!留学JAPANを広めるため、ラジオ出演やスピーチを行う予定の生徒もいました。
1日がかりの研修を振り返り、生徒からは「もっと仲間の話を聴きたいと思ったし、その人たちが実際に経験していることを聞くだけでも価値観が広がることに気づいた。」という声も。高校生コースの第1期生として、この先彼らがどのような挑戦をし、社会にポジティブなインパクトを残していくのかが楽しみです。