内閣府国際交流事業「東南アジア青年の船」課題別視察を受け入れました。

平成30年度 内閣府国際交流事業 第45回「東南アジア青年の船」事業における課題別視察の受け入れを、東洋大学のご協力のもと実施しました。この日はディスカッション・グループ『ソフト・パワーと青年の民間外交』に所属する参加青年約40名を対象に、2030SDGsカードゲームのワークショップを行いました。

 

「東南アジア青年の船」事業は、日本及びASEAN加盟 10 か国の青年約330名が参加し、日本及び東南アジア4か国を訪問、船内においてディスカッション活動を含む交流を行う、青年育成プログラムです。

午前中は会場をお貸しいただいた東洋大学の清水さんより大学のご紹介、そしてGiFT久保からSDGs(持続可能な開発目標)についての導入講義がありました。お昼は日本の大学の中でも指折りの学食で食事をし、午後の2030SDGs カードゲームへと移りました。

 

カードゲームが始まると勢いよく盛り上がり、学びを深める振り返りの時間ではじっくりと考えて皆の前で発言する姿も見られました。「仲間と対話し、パートナーシップを結びながら世界の問題を解決していくことが大切だと思った。それがまさにソフトパワーを使いながら生きていくことだと感じた。」と共有してくれた参加青年も。

 

自分と他者、そして世界との繋がりを体感した参加青年たち。これから船に乗り世界へ旅立つ仲間とともに、どのような世界に住み、その世界をどのように実現させていきたいのかを改めて考えるきっかけとなり、終始温かいエネルギー溢れる時間となりました!

<参加青年の声>
・I could explore a new approach to soft power through guided discussions and games. It made the abstract concept of soft power somewhat more tangible and thus created and immersive program for us. (ディスカッションとゲームを通して、新しいソフトパワーへのアプローチを探ることができました。抽象的な「ソフトパワー」という概念がより具体的になり、夢中になれるプログラムになりました。)

・I found that corporation, communication and negotiation are really important to everybody to achieve the goal. We shouldn’t be only goal-oriented but we need a balance between our goal and other factors. I felt motivated from today’s activities that we can change the world with our hands. (目標達成の為には、協力すること、コミュニケーションをとること、そして交渉することが、とても大切なことだと分かりました。目標を最優先するのではなく、その目標と他の要素とのバランスを考えることが必要だと感じました。自分たちの手で世界を変えることができるのだと、勇気づけられました。)

・I would like to introduce such a simulation game to students at high schools in my country. Actions start from people who experience the game and be ready to applying it into daily life. (私の出身国の高校生たちに、このようなシミュレーションゲームを紹介したい。このゲームを体験した人が行動し始め、日常生活にも活かされていくのだと思う。)

◎GiFTとSDGsについてはこちらをご覧ください。