『SDGs4.7 OPEN LAB』海外コースが終了しました。

2018年8月7日13日の日程で、フィリピン・セブ市にて開催していた『SDGS4.7 OPEN LAB』海外コースのプログラムが終了しました。

このプログラムは、文部科学省(日本ユネスコ国内委員会)の平成30年度政府開発援助ユネスコ活動費補助金「持続可能な開発目標(SDGs)達成に貢献するユネスコ活動の普及・発展のための交流・協力事業」に採択された事業として、GiFT主催で行っている教育関係者を対象にしたプログラムの一部。今回は海外コース部分となります。

国内コースと合同の事前研修の様子はこちら

海外コースでは、日本全国から集まった10名の先生方、そしてセブの教育関係者が10名参加し、5つのチームに分かれて、SDGs4.7教育について深めていきました。
具体的には、自分たちのSDGsに対する想いをチームごとに共有しながら、すでに世の中にある無料の教材・素材を使ってSDGs4.7教育プログラムを作り上げ、セブの中高生に届ける、実践型・共創型の1週間の研修プログラムです。現地にはGiFTダイバーシティ・ファシリテーターの木村が同行しました。

  

プログラム内では、University of Philippinesの付属校の中高生たち5つの学年の生徒たちに「Human Rights & Quality of Education(人権と教育の質)」「Environment(環境)」「Unity of Diversity (多様性における調和)」「Water(水問題)」「Nutrition (食育)」をテーマにした授業を行いました。ユネスコやBritish Councilなどのウェブサイトで実際に公開されている素材や教材を用いた授業を行いました。

  

そして、授業実践の翌日には、今度はセブ市内の Coalition for Better Education (CBE)のネットワークに加入している教員志望の大学生60人強を対象に、Educators Summit for SDGs4.7を開催。実際にそれぞれのテーマを取り上げ、学生たちだったらどんな思いとともに、どんな授業をやってみたいかを小グループでダイアログしながらチームで考えるワークショップ等、参加者がファシリテーターとなって開催。自分たちが体験してきたSDGs4.7教育の共創のプロセスを理解してもらえるワークショップを未来の先生でもあるユースを対象に行うことで、SDGsへの理解促進、そしてSDGs4.7教育の大切さを、身を持って知ってもらえる素晴らしい場となりました。

 

それぞれのチームが行った授業案の詳細などは、追って特設サイトで公開していきます。
また、1125日には海外チームだけでなく、国内チームの成果も含めての報告会となる『第2回 Educators Summit for SDGs4.7を聖心女子大学にて開催予定です。こちらの情報も順次公開していきますので、今後の情報をお楽しみにお待ちください。