【Diversity Voyage 11期】ビエンチャンコース

東洋大学のみなさんを対象とした共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」第11期!この夏、6カ国8コースで開催する現地プログラムの様子をレポートしていきます。

<最終更新 8月29日>

東洋大学でのDiversity Voyage11期!本日はビエンチャンコースがラオスに出発しました。このコースは村でのホームステイも体験しながら、ラオスの持続可能なエコツーリズムの価値を体現する、村でのアクティビティを現地の仲間と共創します。


プログラム2日目は、待ちに待ったラオス人参加者たちとのご対面の日。午前中の日本人だけで行うワークショップでは、まず日本人同士でお互いを知り、つながり合い、これから合流するラオスの仲間たちに何を貢献できるのか、どう彼らとつながりたいのかを考えました。

そして、ラオスの参加者と合流!最初に抱いていた緊張感はどこかに飛んで、大きな笑顔と笑い声とともに、自己紹介が始まりました。東洋大生、ラオス人合同での初めてのワークショップでは早速チームを組み、協働作業!仲間との距離が一気に縮まりました。

この日のウェルカムディナーでは、日本では滅多に食べられない、コオロギの料理に挑戦しました。日本人学生だけでなく、ラオス人学生も「自分だって食べたことない!」と言いながら、見た目とは違うその美味しさに、病みつきになったメンバーもいました。食を通してその国を知る、大切な時間になったようです。


3日目は、ラオスのエコツーリズムのリーディングカンパニーGreen DiscoveryのCEOで、今回のプログラムテーマのストーリーテラーでもあるInthyさんを訪問。壮絶な生い立ちとともに、どのような想いでエコツーリズムの世界に入ったかを赤裸々に語ってくれました。

そして、いよいよプログラムの特徴でもある村でのホームステイが始まりました。ホームステイ先の家族と共に、明朝に行われる托鉢の体験や夕食の準備を行いながら、村の暮らしに浸っていきました。

ここから、プログラム7日目のGiFT Dayに向けてたくさんのことを吸収していきます。

村長さんから、村にある森がどれだけ大切な存在なのか、そして観光客は歓迎するが誰でも来ていいという訳ではなく、信頼できる旅行会社との連携が重要という考えなど、「村が大切にしている価値」を伺うことができました。

また、村についての理解をさらに深めるために、村人を訪問してインタビューを行いました。グループに分かれて、縁側で休んでいるお婆さんや雑貨屋さんの店員さんなど、その場で出会った村の皆さんに次々に声をかけては、「村のどんなところが好きなのか」「どんな村になったら嬉しいか」など、「生の声」をどんどん集めました。


村のリアルを体感できたホームステイを終え、プログラム6日目は、村で体験したことの振り返りと翌日のGiFT Dayの準備に取り掛かりました。Inthyさんの思いやエコツーリズムの仕組みと自分たちの考えを照らし合わせて、アイディアを絞り込み、夜遅くまで作業が続きました。

そして、迎えたGiFT DayはJICAラオス事務所にご協力いただき、Green DiscoveryのInthyさん、Lathsameeさん、そしてJICAラオス事務所の米山所長の3名をゲストにお招きし、6日間の学びや発見、Green Discoveryに貢献できるアイディアを発表しました。

各チームが発表するアイデアの数々に、ゲストからは「とてもユニークで今まで聞いたことも考えたこともなかった視点」「発想はすばらしいが、ターゲットは誰か、そこに向けた広報はどうするのか」といった本気のコメントを頂きました。

    

プレゼンテーションを終えると、ラオス人の参加者と行う最後のプログラムです。チームとして活動した6日間を振り返り、全員で行なった最後のチェックアウト(今の気持ちの共有)では、「自分の人生の大きなターニングポイントになった7日間」「自分はいつも支えてもらってばかりだと思っていたけれど、自分の存在が他のメンバーにとって大きなものだったんだと言ってもらえて、とても幸せな気持ちになった」という言葉が共有され、お互いへの感謝の気持ちが溢れた時間となりました。


8月29日、ビエンチャンコースが帰国。

帰国直後の参加者からは、手を合わせて「サバイディー(こんにちは)」という言葉が自然に出てくるほど(^^)ラオスにどっぷり浸かった9日間となりました。

 

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