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多摩市立連光寺小学校の6年生を対象に「2030SDGs」カードゲームのワークショップを行いました。

Update 2022/01/25

連光寺小学校はユネスコスクールに指定されており、その地域の豊かな自然環境を活かしてESD(持続可能な開発のための教育)を推進している学校です。

当日はGiFTダイバーシティ・ファシリテーターの木村大輔が担当しました。まずは、SDGsゴール達成の目標とされている2030年に20歳になるみなさんに「その時、どんな暮らしをしていたいか」を考えてもらい、未来について想像を膨らませるところからスタートしました。その後は問いかけを交えながら17のゴールについて身近な例を思い浮かべ、互いの考えを共有しながら理解を深めていきます。

SDGsを体感するカードゲームの時間では、自分が持っているミッションを達成するために、どんなアクションしたらよいか?それぞれのチームで作戦会議を重ねながら取り組みました。後半になるにつれて声を上げて助けを求めたり、交渉のためにより良い条件を提示したり、アクティブに参加するみなさんの姿が印象的でした。ゲームの最後には、自分たちが創り上げた世界を全員で見つめて振り返りをしました。

その中で、

「ゲーム内の“世界の状況バランス”が崩れているときに、この世界と一緒でみんなが協力していかないとやりたいことはできないんだなぁと感じた。」

「ゲームの最中はみんながみんな自分のやりたいことばかりを考えていて、今の世界もそうなのかなって。世界が共通の目標に向かって進んでいければいいのかなと思った。」

と世界との繋がりを感じたり、

「ゲームの前半はルールをあまり理解できなかったけど、後半は自分のゴールを達成するために自分の意思を周りに伝えるようになった」

「後半自分のミッションを達成した後は、自分がいらないものを人と交換したり、あげることができた」

など、自身の行動の変化について気づきの共有がありました。

これから小学校最後の学習のまとめとして総合的な学習の時間で「持続可能な社会づくり」を学んでいくみなさん。今回のカードゲームをきっかけに身近なことに興味を持って、ご自身と社会や世界との繋がりを大切にそれぞれの未来を描いてくれたら嬉しいです。

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