北海道後志の「ShiriBeshi留学」研修を実施しました。

代表の辰野が昨年12月から担当している、北海道後志を舞台にした「ShiriBeshi留学」の研修。全国各地から集まった大学生が、後志(ニセコ・倶知安など)エリアで12ヶ月のインターンに臨み、そのインターン前・インターン中の4回のオンライン研修、そして地域交流をファシリテートしてきました。

春休みに海外留学する予定だったメンバーも、コロナ禍で国内留学として後志を選び、応募してくれています。国内とはいえ、後志での仕事では多国籍の同僚たちと英語で仕事をする環境があり、まさに国内留学を体験しています!

今回参加学生たちと改めて学ばせていただいているのが、「後志の魅力」。特に、このエリアに住んでいる、働いている方々の生き様です。

行政の方々はもちろん、地域おこし協力隊や、国際交流員、持続可能なまちづくりを行う「株式会社ニセコまち」の社員の方々など、ユニークな経歴の方々ばかりで、さらにアフリカ各地で国際距離力コンサルされていたり、ブータンで働かれていたり、カナダから移住されたり、北欧でお寿司を握っていたり、ベネズエラやカナダなど海外ルーツの方々もいらっしゃいます。

関係者の皆さんお一人お一人が、後志が大好きで、世界を旅している中で、後志(ニセコ、倶知安エリア)に出会って移住し、QOLが上がったと幸せそうに語ってくださいました。

 

ニセコは2018年にSDGs未来都市に選ばれていますが、その取り組みも秀逸で、SDGsありきではなく、「住民参加」と「情報共有」を柱に、住み続けられる街であることが何より大切、と設計されています。「自治=地域住民参加」とし、みんなが自分で考え、アクションする「自治」を実践しているのです。環境に配慮していることをニセコブランドとして徹底しているので、海外から多くの投資を受けていますが、同時に乱開発も防止しています。

ニセコの地域課題の解決を図りながら、持続可能なまちづくりの先進モデルを創造する「NISEKO生活・モデル地区」のSDGs街区という新たなエリアには、高気密、高断熱な高性能集合住宅を作り、温室効果ガスを 86%も削減することを掲げています。

2030年には、高速道路、そして新幹線が通るニセコ。この地域の人口は年々増えてきています。参加している大学生たちからも、多様な生き方、事業、SDGs取り組みをよく学んで、未来への視野がどんどん広がっていっているのが感じられます。

キャリアに悩んでいたメンバーも、「人生の仕事は一つじゃない。やりたいことをどんどんチャレンジしてもいいんだ!」と気づきを得た様子でした。

来週の事後研修で、また新たな発見や気づきを聞けるのが楽しみです。