2014年2月12日(水)の夜、『多様性ダイアローグ』を開催しました。
毎回新しい試みを加え、進化を続けている『多様性ダイアローグ』。今回も様々なバックグラウンドの人が集い、気づき、共に未来への1歩目を刻む一体感あふれる場となりました。
ファシリテーターは前回と同様、プロの通訳者として内閣府の青少年国際交流事業や社会変革に関するワークショップ、対話の場などを中心に活動している相川千絵さん。
明るくエネルギーの高まりを感じられる場をつくっていただきました。
『多様性ダイアローグ』の前半は、前回までと同様の基本形部分、「GiFTカーブ」シートを使って自分の物語を伝えるストーリーテリング&仲間とのダイアローグのワーク。
リピーターとして参加してくれた参加者の学生もいたのですが、毎回書き上がるカーブが異なっているし、自分自身についても、多様性そのものについても新しい発見があると話してくれました。
今回はさらに「GiFT Award」という新しいワークが加わりました。
これは自分で設定した20XX年に自分が社会でどんなことをしてどんな「賞」をもらっているのか、というイメージを書き出すというもの。一人一人がストーリーテリングとダイアローグでつかんだ自分自身を活かして、これからの社会とつながっていきたいのか、それを表現してもらいました。
参加者のクリエイティビティに富んだ賞と、そこに込めた想いに場は一気に笑顔でいっぱい。それぞれが持つ自分自身についての捉え方、社会とのつながりの持ち方への想いが、参加者一人ひとりに新しい社会とのつながりの視点を与えてくれたと感じました。
最後はいつも通り「GiFT Card」にそれぞれの70年後につながる想いを表現してもらい、チェックアウト。 最後まで温かい雰囲気で、参加者の輪が和になっていくのを感じることができたワークショップ。終わってからも交流会で参加者が帰らず話し込んでしまうほどでした。
【参加者のコメント】
・ いろんな人の人生のストーリーを聴くことができて「多様性」にもっと触れていきたいと思いました。もっと知るべきこと、するべきことが自分の中で湧いてきました。
・ 同じ日本に住んでいる人々でもいろいろと異なるバックグラウンドがあり、またその意識を世界へ広げたら、壮大な多様性があることも気づけました。
・ 多様性とは様々な考え方や文化があり、そのたくさんの異なったものを取り入れ、そしてまた自分も伝え発信していくこと。それが多様性だと僕は思いました。
・ エネルギーがhighなときもlowなときもそれぞれ思いが存在していると気づきました。また異なるバックグランドを持っていても、生活スタイルの便利さ、不便利さについて同じように感じているところがあるところも気づけておもしろかったです。
・ Diversityの中で共通点を見つけると、人と人はたとえどんなに違っていても(国籍、住所など)すぐ仲良くなれるんだな、ということに気づきました。
・ 人とつながるためには、まず自分を知る必要がある−なかなか自分がやってきたことや思ったことを振り返ることが少ないので、改めて良い機会となりました。あとは、夢を持つことや目指すべきものを口にすることが、自分の中で一種責任というか「やりとげないと」という気持ちの芽生えになったので、また新たな気持ちで頑張りたいです。
・ 遠いところよりも隣のダイバーシティに会えました。社会をよりよくChangeしたい人々がたくさんいるんだと感じることができました。