第3回 「教育ファシリテーターオープン・ラボ」多様な主体のパートナーシップを通じたESDの推進― 国内外の地域コミュニティにおける事例から
「多様な主体のパートナーシップを通じたESDの推進― 国内外の地域コミュニティにおける事例から」
今回は国連大学サステイナビリティ高等研究所の小西美紀氏にご登壇いただき、「多様な主体のパートナーシップを通じたESDの推進」をテーマに、国内外の事例をふんだんに取り入れながらお話を伺いました。今回も平日の夜にもかかわらず、約80名の教員・教育関係者にご参加いただきました。
小西さんからは、これまでのご経験をもとにコミュニティにおけるESD推進に必要なアプローチのお話や具体敵な国内外の事例の解説など、さまざまなグッド・プラクティスのご共有がありました。
参加者からは「プログラムづくりの要素を紹介いただき、実際の問題を扱い、体験をとおして学び、発表していく流れをどう作っていくのか、考えながら聞かせていただきました。ぜひ自校でも実践につなげていきたいです。」「「社会の為にアクションを起こす」ことは簡単なようで難しいです。実行に移すことを拒む大人の頭の固さを自身にも感じ、喝を入れられた気持ちです。教育現場にいる身として、諦めずに実践していこうと思いました。」などのコメントが寄せられました。
後半には話題提供者として今年度の教育ファシリテーター養成プログラム参加者2名が登壇し、9月14日〜16日に2泊3日の日程で実施した変容フィールドワーク研修からの学びを共有いただきました。 変容フィールドワーク研修では、参加者が気候変動コース(宮城県東松島市)と多文化共生コース(静岡県浜松市)の2つに分かれて現地を訪れ、現地の起業家や当事者の方たちとの対話を繰り返す中で、テーマについて深めるプログラムとなりました。その体験を今後の授業にどのように活かしていくかだけでなく、参加者である先生方にどのような意識・行動の変容をもたらしたのか、という点に着目して話題提供をいただきました。
参加者からは「地域で様々な活動を実践している人たちから先生方が学びを得ている様子を拝聴し、これからもっとこのようなプログラムに参加される先生方が増えていってほしいですし、もしまた同様のプログラムがあれば、わが市の教育委員会や学校の先生方にも是非参加してほしいと思いました。」「学校現場だけではなく、他分野の方との繋がりを大切にすることで、教育を客観的に見た上でできることを考えることに繋がるのだと感じました。オンライン上だからこそ場所関係なく交流ができ、また同じ志を持つからこそより私自身が持つ教育への気持ちも高まりました。」などのコメントが寄せられました。
第4回(11月13日(水)19:00~20:30)もぜひご一緒しましょう!
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