ESD日本ユース・プラットフォーム会合を開催しました

ESD 日本ユース・プラットフォーム会合

1月23日(土)、文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、公益財団法人 五井平和財団 主催の「ESD日本ユース・プラットフォーム会合」が開催されました。GiFTは協力団体として、プログラムデザイン、ファシリテーション、記録などに関わらせていただきました。

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ESD(持続可能な開発のための活動)に携わるリーダーたちが、様々なテーマについて語り合う場として開催された昨年10月の「第2回ESD日本ユース・コンファレンス」。今回のコンファレンスでは『共有する』『広げる・未来へ』『お互い学ぶ』をテーマに、第2回の成果のフォローアップを行う場としてESDに関わる活動についてダイアローグを重ねました。

 *「第2回ESD日本ユース・コンファレンス」の様子はこちら

〜共有する〜

プログラムの前半では、GiFT事務局長辰野のファシリテーションのもと、9つのチームがそれぞれのプロジェクトの進捗を共有し合いました。企業と学校を繋げ子どもたちの教育につなげるものや、ESDが抱えている問題をアンケート結果から分析し共有するチームなど、ESD活動をより多くの人に知ってもらい、いかに巻き込んでいくかという視点で、様々なプロジェクトが進行していました。

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〜広げる・未来へ〜

後半は、これまでの共有を通して感じたことをシェアする「ESDユース・ダイアログ」です。会場からは「つながる意味(なぜつながりたいのか)を考えることが大切だな、と思っていた。オンラインでは深まらないということもあるので、やっぱり顔を合わせて実際に会うということが大切なんだなと思う。」「合宿などのような、一緒に時間を過ごす機会を作っていったらいいのではないかと思う。もっと広い層が参加できるものであったらいいと思う。」などという想いが共有されました。

そして、その共有から、「各支部ごとに活動を活性化させていくのが現実的。やれる人で始めて、来たい人が参加しやすい仕組みを作っていけたらいいな、と話してました。」「ESDを自分ごととして、安心して接点を継続できる場をつくるか、つながりをいかに深め発展させていくのかが大切」というアイディアも出て、この場に集まった仲間からできることを始めて、外に広げていくことへの意欲が感じられました。

 

〜お互い学ぶ〜

今回はESD活動の実践から学ぶ場として、2つのワークショップの実践・体験の場も設けられました。

「高校の英語の教室でESDを体験!」では、英語の教科書を教材にしながら、自由に対する考え方を対話させたり、ウガンダの少年兵についての話を取り上げるなどの授業の発展について。「子供の学びからESDの種を見つけよう」では、実際の教材の中にあるESDの要素を見つけ出して、教科書を越えたカリキュラムを組んでカレンダーにしてみるワークを実践しました。

会合の最後は「わたしにとってESD日本ユース・プラットフォームとは?」「どんな風に活かしたいか、どんな貢献をしたいか」という問いと共に、会場全体で最後の想いの共有をし、プログラムは終了しました。

ESDというテーマに対してダイアログを何度も重ね、彼らの想いを乗せた活動が広まっていく。まさにESDのプラットフォームとして、可能性溢れる時間となりました。

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*2014年11月7日、8日に岡山で開催された「UNESCO ESD Youth Conference」の様子はこちらをご覧ください。

*2015年10月10日、11日「第2回ESD日本ユース・コンファレンス」の様子はこちらご覧ください。