【Diversity Voyage 11期】セブ①コース

東洋大学のみなさんを対象とした共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」第11期!この夏、6カ国8コースで開催する現地プログラムの様子をレポートしていきます。

<最終更新 8月28日>

1日前に出発したクチン①コースに続き、セブ①コースがスタートです。皆元気に出発していきました(^^)
現地では Wakuworkとご一緒しながら、フィリピンの子どもたちやその親たちが、ワクワクするOne-dayワークショップを開発・実践します!


現地の参加者が合流したあと、現地の関係者の物語を聞きながら、また実際に子どもたちと触れ合いながら、セブの現状に向き合いました。

GiFTのプログラムがなんども訪問させていただいている、現地の孤児院の方にもお話を伺いました。現場のエネルギーに包まれながら、孤児院を取り巻く現状と 彼女の想いを更に深く知ることができました。参加者たちは子どもたちや親御さんたち、施設のスタッフに チームで用意してきた質問をし、時間ギリギリまで孤児院の空気を体感し尽くしました。

孤児院以外に現地のNGOなどからも深いお話を伺ったこの日。参加者からは「子どもたちの親に対する教育の必要性を感じた。スマホを持ってる子と、ただ地面を裸足で走ってる子の格差を感じた。歯が黒くてボロボロで、その子を救わなくちゃいけないと思うけど、同じような子どもは何人いるんだろう?と考えて悲しくなった。」

「孤児院を訪問する人は大抵一度だけ。だから、子どもがなかなか手を離してくれな い。ジプニーまでついて来たけど、『行かないで』とは言わない。けれど、そう言っているように感じた 。」と、子どもたちとのふれあいから湧き上がる複雑な想いを、仲間と共有しました。

この想いが、子どもたちや親に向けたどのようなワークショップになるでしょうか。現地では準備が進んでいます!


ワクワクするOne-dayワークショップを開発・実践する「GiFT Day」の前日には、改めて「チーム全体としてどのような未来を描きたいのか」を共有し、東洋生、現地参加者が一つの目標に向けて混ざり合って準備をしてきました。

参加者たちが創り上げてきたワークショップを現地に届けるGiFT Day本番では、日々の活動を通して出会った子どもたちやコミュニティの方々の想い、そしてフィリピン人のチームメンバーの過去の実体験をもとに創り上げたワークショップを実践しました。

Diversity Voyageを毎回ご一緒している Wakuwork が10周年を迎えたこの日、会場に集まった子どもたちは大盛り上がり!!ワークを楽しんでもらうだけでなく、子どもたちの未来に繋がる学びをどのように生み出したら良いのかが、参加者にとっての大きなチャレンジでした。

家族や友達を守る大切さと、守られるあたたかさを体現したチームや、協力し、諦めないというメッセージを子どもたちに伝えたチームも。

大きな一日を終えた参加者からは、
「”外国にいる自分”というのを初めて体感した。そんな自分を支えてくれる人がいて本当に嬉しかった。」

「子どもたち全員を救いたい。最初は、彼らは私たちを必要としていて、”They are the future” (子どもたちが未来の姿)だと思っていたけど、アクティビティを通して、”We are the future”(私たちも一緒に未来をつくる)だと思った。」

という振り返りがありました。 
昨日、成田空港に元気に帰国。事後研修での再会が楽しみです!

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