【Diversity Voyage 11期】バリコース
東洋大学のみなさんを対象とした共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」第11期!この夏、6カ国8コースで開催する現地プログラムの様子をレポートしていきます。
<最終更新 9月5日>
パロコースに引き続き、本日からバリ(インドネシア)コースがスタートです。現地では、Earth Company – アース・カンパニー からの支援を卒業した国際助産院ブミ・セハットの物語を伺いながら、助産院が持続的に活動できるためのソーシャルビジネスプランを探求します!
国際NGOブミ・セハット助産院の持続可能な活動を支えるアイディアを探求するバリコース。ブミ・セハットを昨年までサポートしていた、GiFTの現地パートナー「アースカンパニー」の物語や、助産院で実際に出産をしたお母さん、スタッフのみなさんの想いを伺ってきました。
無償で出産などの医療を提供するブミ・セハットが、現地の人々にとって、なくてはならない存在であること。この素晴らしい場所を持続可能にするために、どんなことができるのか・・・。学生たちの眼差しも日に日に熱くなっていきました。
これまでの振り返りでは、
「ブミ・セハット助産院は、全体になくなっちゃいけない。わたしたちのミッションは、ただの課題ではなく、本当に真剣に向き合うべきものだと思った」
「今日を過ごしていなければ、自分たちの意見を深めることができなかった。一瞬一瞬を大切にするって、こういうことなんだと心から思った」
という声があり、12名のインドネシアの学生とチームを組んで、プレゼンテーションに向けて準備を進めています。どのようなアイディアが生まれるのかが楽しみです!
現地の仲間とともに6日間のダイアローグを重ねて生み出したアイディアを、ブミ・セハット助産院代表 助産師のロビンさんと、助産院を支援してきたアースカンパニーへGiFTしました。
世界中のお母さんたちをつなげ、幸せなお産の一助となる携帯アプリの開発案や、インドネシア国外からお産に訪れる外国人に着目した医療費設定、ブミ・セハットの理念を重視したケータリングサービスなど、参加者たちが実際に現場を見て、物語を聞いたからこそ出てきたアイディアでした。
発表後は、みな達成感と仲間への感謝の気持ちでいっぱいに。お互いにハグを交わし、仲間の次の挑戦を応援し合いました。
プログラム終盤の振り返りでは、
「日本にいる時は勉強や将来の事はわからないなと思っていたけど、Diversity Voyageを通して、自分の心が満たされるのは、誰かの心と繋がったりする時だと気付いた。ここで出会った方々のような大人になりたい。」
「今まで、海外研修って遊びで終わるよねって言われてきたことが悔しかった。でもこの1週間は絶対に遊びではなく、一生懸命に打ち込む楽しさがあるって伝えることができると確信した。」
「言語は、意味を伝えるツールじゃなくて、想いを伝えるツールということを実感した。帰国後、英語を沢山勉強しようと思う。」という声がありました。
助産院が救う命に向き合い、最後まで愛と感謝に溢れるDiversity Voyageとなりました。
ご一緒いただいた現地のみなさまに心から感謝です。
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