Diversity Voyage 12期 事後研修をZoomで開催!

東洋大学×GiFTの共創・社会参画型の短期海外研修「Diversity Voyage」が修了いたしました。12期目となる今回は、2月中旬に出発したクチン(マレーシア)コースを皮切りに、セブ(フィリピン)、ビエンチャン(ラオス)、プノンペン(カンボジア)コースの参加者が短期海外研修に挑戦しました。

▼クチンコース
テーマ:自分たちにとっての多文化共生を表現する料理を考え、未来の社会に向けたレシピを調理して現地の人々に提供する。

▼セブコース
テーマ:ワクワーク・ファウンデーションが立ち上げるラーニングセンタープロジェクトに参画し、教育でコミュニティの子どもたちを笑顔に!

▼ビエンチャンコース
テーマ:ラオスが持つ魅力の本質を探って持続可能な発展に貢献し、エコ・ツーリズムにつながるアイディアを提案する。

▼プノンペンコース
テーマ:オリンピック精神を広める教育イベントを企画、運営、実施し、カンボジアの子どもたちにスポーツの価値を広める。


各コース、現地の学生やパートナー団体の物語にどっぷり浸かって一つのものを創り上げ、これでもかというほど濃い時間を過ごして帰国しました。
本来であれば対面での事後研修が待っていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事後研修はオンライン会議システム「Zoom」を使っての実施となりました。

研修序盤は4コースの参加者とダイバーシティ・ファシリテーターを含め約90名がオンラインで繋がり、無事の帰国をお祝い!
無事に全員が集合できるかドキドキしましたが、それぞれ携帯やパソコン、タブレットなどを利用して事後研修が始まりました。

12期全体での時間に加え、後半は同じ国に渡航したメンバー同士でプログラムを振り返る時間を設けました。

同じコースのメンバーとオンライン上で繋がると、「画面に向かって話すのに緊張していて、家で話すのが恥ずかしい」「みんなと話してリズムを掴みながら振り返りたい。全員の顔が見えて面白い」など、Zoom研修ならではの気持ちが共有される場面もありました。

プログラム前後の自分の変化を数値的に分析する「グローバル・シチズンシップ・アセスメント分析」の時間では、オンライン上で少人数に分かれ、他者受容や共創力、自律性などの項目について、プログラム中の経験を振り返りながら自分の成長を言語化していきました。少人数での時間はより一層話しやすさが増したようで、話が止まらないほど盛り上がっていたチームもありました。

アセスメント分析の他にも、「自分にとってのDiversity Voyageとは何か」を考えるワークや、今回の経験を経て見つけた自分が大切にしたい価値観や、自分自身へのメッセージを共有する「未来へのGiFT」も行いました。画面ごしで仲間にしっかりと伝わるように配慮しながらも、一人ひとりがDiversity Voyageでの学びを未来につなげていくエネルギーを感じました!!

11期までの事後研修の形とは異なりましたが、今回の事後研修を受けて、直接顔を合わせることができることの大切さを改めて実感した参加者たち。全員がオンライン上でお別れする場面は名残惜しさもありましたが、お互いのチャレンジと再会を約束して、Diversity Voyage 12期が幕を閉じました。

GiFTとしても、今回のような規模でのオンライン研修は初の試みでしたが、仲間との対話とともに、自己とつながり、他者を知り、共に創り上げ、社会に参画するグローバル・シチズンシッププロセスを軸とした研修を、オンラインで継続していくことの重要性と可能性を感じる場となりました。今後とも深い場づくりを探求してまいります。


【事後研修 参加者の声】

●帰国後はメンバーと会えてなかったが、画面越しにその時(プログラム)のことを振り返ることによって、薄れていた記憶が蘇ってきて楽しかった。時間を人と共有することの素晴らしさを知った。

●メンバーの子がとても詳しく現地の状況を説明しているのを聞いて、些細なことだったけれど鮮明に思い出すことが出来ました。これが一緒に(海外に)行って一緒に経験したことの醍醐味だと感じて、印象に残っています。

●きっと会場で行っていたら全員の顔を見ることは不可能だったと思うので、今回このZoomだったからこそ、他のグループのメンバー全員の顔を見ることが出来ました。

●最後に「未来へのGiFT」として自分に言葉を書く時にある1人の子が「必ず味方はいる」と書いていたことが印象に残っています。自分が何か挑戦する時、不安を感じるのは当たり前ですが、その時は周りに支えてくれている人がいるということを忘れずにしていきたいし、私も誰かを支えられるように、味方になってあげられるように、強い芯を持つことが大事だと気づかされました。