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「コロナ禍と地球市民教育の課題」ウェビナーレポート

Update 2020/05/25

5月21日、国際教育研究コンソーシアム(RECSIE)主催の緊急ウェビナー「コロナ禍と地球市民教育の課題」が開催されました。

GiFTからは代表理事の辰野がファシリテーターを担当し、国際教育が転機を迎えている中で本来の意義を問う、非常に深く、熱い時間となりました。


「異文化感受性を育み、自文化中心主義を乗り越える」教育の重要性をお話された立命館大学の堀江未来氏は、「コロナによって、先生方の好奇心や教え合う力が急に表に出てきた。形式や進め方よりも、生徒に対する愛情やパッションが、先生方の行動につながっている。」と、現場の先生方の様子を語られ、子どもたちの学ぶ機会を絶やさない素敵な想いを共有くださいました。
 
聖心女子大学の永田佳之氏は「これからの教育の方向性を今、再考しなければいけない」と示した上で、コロナ収束後の国際教育に関しては、「国境を超えて地球規模の課題を考えていくことが早急に求められているが、原点に立ち戻り、深呼吸をしたい。何のための国際教育か、何のためのユネスコなのか、というくらいの心情を持って、原点に戻ることが大切。」と力強く語られる姿が印象的でした。
 
実際に海外に渡航することが難しい「今」だからこそ、改めて国際教育の本質を考える、大切な学びの機会となりました。お声がけくださった東洋大学の芦沢先生、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
 
今回のウェビナーの発表資料は国際教育研究コンソーシアム(RECSIE)のウェブサイトに掲載されています。ぜひご覧ください。

緊急ウェビナーシリーズ【第4回】コロナ禍と地球市民教育の課題
日時:5月21日(木)10:30-12:00
◆ファシリテーター:辰野まどか(グローバル教育推進プロジェクトGiFT)
趣旨説明:芦沢真五 氏(東洋大学)
コメンテーター:堀江未来 氏(立命館大学)永田佳之 氏(聖心女子大学)

「コロナ禍と地球市民教育の課題」ウェビナーの趣旨についてはこちら


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