日ASEANユース・フォーラム Take Actions for Social Change (TASC)プログラムにおいて研修を担当しました。

TASCは日ASEAN友好協力50周年を記念して、ASEAN各国と日本の若者の相互理解を深めるための交流事業で、独立行政法人国際交流基金と公益財団法人かめのり財団が、ASEAN大学ネットワークと共同で実施しています。GiFTはプログラムデザインのアドバイスや参加者およびメンターへの研修を担当しました。

日本とASEAN加盟国から集まった30名の大学生は、約5ヶ月間「2050年に向けてより良い世界を共創する」というテーマのもと、「多様性」「高齢化社会」「環境・防災教育」の視点から、フィールドトリップや研修を通して目指したい世界の実現に向けてのアクションプランをグループごとに探究しました。

11月中旬からはプログラムの最終フェーズとして来日してのフィールドトリップが始まり、集大成となるシンポジウムで最終発表を行いました。

今回、そのシンポジウム翌日、11月25日に行われた事後研修をGiFTダイバーシティ・ファシリテーターの忍が担当しました。

研修は、TASCプログラム期間を個人ごとに振り返るワークショップから始まりました。チーム内での共有時間では、5ヶ月間の苦楽を共にした仲間からの感謝のメッセージを受け取り、想いが溢れて涙する参加者も。

さらに振り返りを深めていくために、プログラム前後の自分の変容を言語化するワークで、活動を共にしたチームとは違うメンバーと出会い、共有する時間を持ちました。

ワーク後の感想では「同じTASCプログラムだけど、他の国に行っていて違う体験をしていることがわかった。それぞれが人生を変えるような、深い体験をしていた」「活動を振り返る時間はありがたくて、チーム外の仲間を知り合えたのも嬉しかった」などの声が聞こえてきました。

徐々にチームを超えて参加者同士が繋がり始めたところで、全員で「未来に向けてコミュニティ内でやってみたいこと」を仲間と自由に共創するワークショップを行いました。発表時間には、同窓会組織の運営、教育プログラムの創造、お互いの国の訪問して交流を続ける、などワクワクなアイディアが沢山聞かれました。

会場がエネルギッシュに盛り上がったところで、最後は未来の自分へ向けて次の一歩を宣言するワークで研修は締め括り。円になって宣言することで、全員が一人ひとりの未来を笑顔で応援する温かい時間となりました。

事後研修を通して、じっくりと深い振り返りの時間を過ごしたTASC参加者たち。これから先も繋がり続けていく彼らの未来が楽しみです。

GiFTがデザイン、ファシリテーションする事後研修は、国際交流や留学プログラムに参加後、参加者が自分自身の気持ちや体験とつながり、次へのステップを描く時間を設けています。プログラム前に行う事前研修と合わせて、ぜひご体験ください。