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東洋大学社会学部国際社会学科の国際社会体験演習(バリ&クチンコース)の事前研修を行いました

Update 2021/07/21

東洋大学で今年度から社会学部に新設された国際社会学科。この学科で実施されている国際社会体験演習は、必修科目として学生がいずれかの国内フィールドワークやオンライン海外演習を選択し、現場体験型の学びを通じて、多文化共生を実践的に担うことができる「地球市民(グローバル・シチズン)」への理解を深めます。

今回、GiFTはバリ(インドネシア)・クチン(マレーシア)とのオンライン海外演習を担当し、7月上旬にこの事前研修を開催しました。

国際社会体験演習では、バリコースは20名、クチンコースは25名の学生がそれぞれのコースを選択。先日オンラインで実施した事前研修には、国籍やルーツも多様なメンバーが顔を合わせました!

前半は2コースが揃って、自己紹介や代表の辰野による講演からスタートしました。講演ではグローバル・シチズンシップに加え、この演習を最高のものにするためのマインドセットについてお話しました。また自分や仲間を知るワークショップを行い、ひとりひとりが自身のグローバル・シチズンシップ「世界をよりよくする志」を共有し合いました。

後半はそれぞれのコースに分かれ、バリコースはGiFTダイバーシティ・ファシリテーターの相川と忍が、クチンコースは木村が担当し、さらに深く自分や相手を知るワークを行いました。

同じ学部内の学生同士とはいえ、はじめは緊張気味で、発言するのも恐る恐るだったメンバーですが、ワークショップの中で徐々に見えてきた一人ひとりの「世界をよりよくする志」や熱い想いに、それぞれが影響を受け、メインプログラムに向けて気持ちを新たにした様子でした。

そして、このコースを通してありたい姿を描くワークでは、

  • 違う背景の人々と視点を共有し、自分の意見をうまく伝えるようになる。
  • 今よりもたくさんの知識を身につけて、自分で何か企画できるようになる。
  • 今回の演習が終わったあとも、様々な問題に対して共に考えていけるチームにする。
  • 社会問題に関心のない人にも問題を共有して、一緒に考えるだけではなく、行動に移せるような影響を与える。
  • 私たちの力で周囲の地域の「多文化共生」を実現させる。

など、信念と希望に満ちたたくさんのビジョンを聞くことができました!

▼参加した学生の声(振り返りコメント)

「今日いろんな人と話して、自分の知らないことや自分の体験したことのないことを経験している仲間の話が聞けたので、これからもそんな機会があると思うとワクワクしています。」

「メインプログラムの1週間で新しいことを学ぶのが楽しみになりました。その時により学びを自分のものにできるように、気になることは自分で調べていきたいです。」

「自分自身のことを深く考え直したり、他のメンバーのこともよく知れたりしてよかったです。ビジョンを描くワークで自分たちが書いたことを実現させたいと思いました。」

「英語でのプログラムだから不安に思っていたけれど、このプログラムを通してやっと実際にいろんな問題について取り組めるんだ!と思うと、とても楽しみです。」

「今日の1日だけで、自分が知らない社会問題の知識や意見を他のメンバーからもらうことができました。これから海外メンバーも含めて話し合うのが楽しみになりました。」

海外とつなぐメインプログラムは各コース7日間、8月上旬からスタートします。学生たちが海外からの参加者とどんな「共創」をしていくのか、今からとても楽しみです!今後のレポートにもご期待ください。

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