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第2回ESDユース・コンファレンスを開催しました

Update 2015/10/19

教育イノベーションリーダーズ合宿・ESD 
10/10(土)-11(日) 

2015年10月10日(土)、11日(日)の2日間、第2回ESD日本ユース・コンファレンスが開催されました。GiFTはこの半年プログラムデザインとして関わらせていただき、2日間のコンファレンスのファシリテーション担当として、8人のファシリテーターチームで参加しました。
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    URL: http://esdyouthjapan.org/

今回、ユースのプラットフォームの構築も目指して開催されたこのユース・コンファレンス。冒頭には、GiFT事務局長の辰野からこのコンファレンスの趣旨に関連して「この場に集まった参加者たちが深くつながることこそ、プラットフォームの礎になる」というメッセージと共に、「ダイアローグを通じて、みなさんが想いを共有することを大切に、一人ひとりがつながり、共に未来を描き出す場として、このコンファレンスがある」ことをお伝えしました。
『出会う』、『つながる』、『創り出す』。このコンファレンスは3つの流れで進んでいきます。

【1日目】

『参加者同士がつながるストーリーテリング』では、GiFTの『GiFTカーブ』シートを用いたストーリーテリングを3人1組で行いました。お互いの話に身を乗り出して聞き入る参加者の姿がいっぱいです。


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ライフ・ストーリーシェアのあとは、『ESDに携わったキッカケ』を共有する時間。それぞれがESDと関わることになったきっかけ--人との出会い、活動との出会い、仕事の中での気づきなど様々なきっかけで今に繋がっている、その軌跡をシェアしていきました。

最後にはメンバーの活動紹介。各部屋2名ずついるGiFTのファシリテーターが小グループをファシリテートしながら、ただの活動紹介ではなく、
 1. 活動紹介
 2. 成功例
 3. 課題・助けて欲しいこと
 4. 個人・団体として貢献できること

を参加者一人一人が共有して、周りがさらにコメントを加えていきました。その場でどんどんコラボレーションが起こり始めたり、具体的に「これ試したい!」と声があがったり、と盛り上がりすぎて時間がいくらあっても足りないほどの盛り上がりでした。

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夕食を挟んで夜の部では、分科会形式で、学び合い(ピアラーニング)の時間を設けました。5人の有志参加者が自ら企画したワークショップを他の参加者に共有し、実際に実践者が共有してくれる場、具体的な学びの場が広がりました。

 

【2日目】

プログラムが始まる前から参加者のみなさんが壁に貼られた前日のワークの言葉を読み込んだり、参加者同士での会話に夢中になっている様子が多く見られ、みなさんの熱を感じる朝でした。この日の冒頭では辰野から今日のプログラムの意図を共有。昨年の岡山での世界会議でユネスコ事務局長のボコバさんからユースに送られたメッセージを紹介しながら、今日この場から生まれてくるアイデアへの期待をお伝えしました。


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午前は「創り出す」ための準備として、参加者がワールドカフェ形式で、ダイアローグを深めていきます。ダイバーシティ・ファシリテーターの木村がファシリテーションを行い、場を作っていきました。

「今後ESDをより盛り上げていく上で私がしたいことは何か?」
「今後ESDをより盛り上げていく上で一緒にやりたいことは何か?」
テーブルの上には文字がいっぱいの模造紙。点と点だった個人の想いやアイデアが、他の参加者のアイデアとつながってひろがっていきました。

アイデアがより具体的になって、「こんなことやってみたい!」×50人。
このアイデアをもとに、午後はチームを作ってさらにダイアローグを重ねていきます。

仲間を募ってチームを作った午後。
ダイバーシティ・ファシリテーターの鈴木がファシリテートをしながら、大きなチームはいくつかの小テーマに分かれたり、「やっぱりこっちのチームかな」とチームを移動したり、参加者のみなさんが積極的に動いて9つのチームに分かれました。

ここからが最大のワーク。分かれたチームメンバーで実際に考えているアイデアを具体的に行動に移していく「アクションプラン」を立てていきます。それぞれ参加者の想いを共有しつつ、具体的にいつまでにだれがなにをやっていくのか・・・まさに「創り出す」時間です。

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その後は会場全体で、これからに向けての想いを表現する時間です。9つのアイデアの発表も終わり、本当にこれから実現していく具体的なアクションがいくつも生まれました。

そして、最後の「GiFTカード」を共有する時間。
様々なアクションが生まれたチームでのアクションプランの時間も経て、最後に改めて「私はこれから何を大切にしていくのか」「どんな想いをみんなに伝えたいのか」を共有いただきました。

この場から始まる未来をどう紡いでいくのか。自分の想いからスタートした点が、周りの仲間の点とつながり、大きな縁(円)が生まれていきました。
文部科学省の岡本さんが贈ってくださった「ESDの輪を結び続ける」という言葉と共に、これからのつながり、これからのアクションが本当に楽しみな2日間となりました。

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●第2回 ESDユース・コンファレンス 教育イノベーションリーダーズ合宿●
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