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高校生向け”Diversity Voyage ONLINE in Kuching” を開催しました。

Update 2020/11/10

10月11日(日)より、オンライン海外研修プログラム「Diversity Voyage ONLINE in Kuching」が始まりました!日本各地に住む高校生が、世界と繋がり新たな価値を創り出す6日間+事前・事後研修のプログラムです。
このページでは、研修の様子を随時レポートしていきます。


【事前研修】
研修にチャレンジする仲間と出会い、お互いの熱い思いを共有してプログラムのスタートを切りました!

今回の舞台は多文化共生の街と呼ばれているマレーシアのサラワク州・クチン。10月11日は日本からの参加者のみを対象とした事前研修を実施しました。研修を終えたメンバー同士、既にとても強いつながりが生まれたようでした。

「自分の中では、今回がオンラインで新しい場所に踏み込んでいくきっかけにもなるんじゃないかなって今思っている」「多文化共生をテーマに活動するチームが、どこかよそよそしい空気を作ってしまうようなチームではうまくいかないだろうなって思っていたので、こんなに穏やかな気持ちで1日の終えられるのが嬉しいなと思っている」など、一人ひとりが自分の言葉で思いを表現してくれました。


【Session 1】ついにクチンの仲間も加わりました!

いよいよマレーシアのクチンからの参加者が合流しました!
この日は、今回のプログラムのキーパーソンとなるクチン在住のスンさんを招いてストーリーテリング(物語の共有)をしていただき、彼のクチンの若者たちに対する想いや次世代育成の取り組みを、彼の人生の物語とともに聞かせてくださいました。



そして、参加者同士でも自分たちの今に至る物語を共有していくと、時間が足りないほど盛り上る場に!お互いの共通点を見つけたり、バックグラウンドの違いに興味津々なみなさんは、限られた時間を目一杯楽しんでいたようでした(^^)



【Session 2 &3】バウ村と中継!多文化共生のリアルに触れました。

Session2はサラワク州・クチンとリアルタイムでZoomを繋ぎ、ランチを一緒に食べたり、少数民族のバウ村での暮らしを見せてもらいながら、「多文化共生のヒント」を見つけていきました。オンラインランチでは、様々な民族の食べ物を見せ合いながら、チームメートとの距離を縮めていきました!

また、バウ村でのホームビジットでは3言語表示のテレビ字幕や、お家に飾ってある家族写真に写る民族衣装、中国語、マレー語、英語、現地語(方言)の4言語を話す人によって使い分けることなどを紹介してもらいながら、多宗教・多民族の人々が平和に暮らす様子を覗くことができました!



チームでの体験から気づいたことをキーワードに書き出す場面では対話もどんどん進んでいきます。
「特に子どもたちや若者たちに、”City of Unity” と言われるクチンの街の価値と、持続可能な街のあり方について伝えるにはどうしたら良いかを知りたい」とメッセージをくださった、現地コーディネーターのスンさんの言葉を受け止め、プログラムはSession4に移ります!


【Session 4】GiFT Dayに向けたリハーサル!

この日は、クチン現地の方々にプレゼンテーションをする「GiFT Day」のリハーサルを実施。それぞれの平日の空き時間を利用して準備を進めてきたプレゼンテーションを、各グループが本番さながらに発表練習をして、お互いにフィードバックを送り合いました。
この時間を乗り越えた参加者からは、
「今日のプログラムは時間が過ぎるのがとても早く感じた。他のセッションの時よりもチームメンバーと沢山コミュニケーションをとれた気がして嬉しいです。GiFT Day頑張ります!」

「チームメイトを誇りに思っています。事前に特別なトレーニングを受けたわけではないけれど、(リハーサルを)やり遂げることができた。でも同時に、プログラム終盤に差し掛かり、悲しくもあります。プログラムが終わっても繋がり続けたいです。」

といった振り返りがありました。

【Session5】GiFT Day
〜 多文化共生の街・クチンが“City of Unity”と呼ばれる秘密を探る〜

これまでチームごとに「City of Unityと呼ばれるクチンの多文化共生の秘密」を探り、プレゼンテーションを創り上げてきた参加者たち。プログラム開始前には緊張する姿も見られましたが、お互いに “Good Luck”と応援メッセージを送り合う参加者たちから、わくわくした様子が伝わってきました!

プレゼンテーションの時間になると現地の方々がZoomに続々と参加!

クチンの多文化共生の秘密として「民族・宗教の違いに関係なく互いに対話し、フレンドリーなこと」「尊重しあいながら共生していること」「他人さえも家族のように接する優しさがあること」などの発見を届けたチームや、プログラムで仲間との対話を通して感じた『クチン』を、日本側の参加者の視点から発表したチームもありました。





プログラムをご一緒してきたスンさんからは、「今回のDiversity Voyage ONLINEで、『City of Unity』という言葉に気づく良い機会になったと思います。発表を聞いた今、改めて『City of Unity』とは何かを考えて、自分にとっての大切なものを見つけてほしい。そして、他国の文化の魅力だけでなく、自国の文化や自身のルーツを認識していくことを忘れないでほしい」と、熱いメッセージをいただきました。

共に発表を創り上げたチームメイトへメッセージを送り合い、ほっとした様子で笑顔も増えていく参加者たち。プログラム集大成のGiFT Dayが、幕を閉じました。



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